メリットいっぱい!TikTok広告の種類や費用を説明します
動画広告市場が伸びている昨今。主な広告出稿先は「YouTube」や「Instagram」を浮かべる方が多いかと思います。
しかし、本記事をご覧のあなたは、きっと「TikTok」への広告出稿をご検討されているのではないでしょうか?
結論から言いますとその判断は正しく、TikTok広告は多くのメリットを享受できると言えます!
今回は、そんなTikTok広告に関して、以下の内容を見ていきましょう。
- TikTok広告の特徴
- TikTok広告の種類と費用
- TikTok広告を利用するメリット
以下に該当する方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。
- 「そもそもTikTok広告って、YouTubeとかよりメリットあるのかな?」
- 「TikToK広告はどういう広告を出す際に使えるのかな?」
読後はTikTok広告についてしっかり理解できるはずですよ。
目次
そもそもTikTok広告とは?
「TikTok広告」は、中国のBytedance社が提供している「TikTok上に広告を出稿することができるサービス」です。
これだけ聞くと、中には
- 「TikTokはふざけたショートムービーばかりのイメージだけど、広告の効果はあるのか」
- 「YouTubeやInstagramの方がいいのではないか」
と考える方もいるかもしれません。
しかし、TikTokの2021年6月時点での国内月間アクティブユーザー数は950万人ほどで、国内の他のSNSとユーザー数を比較すると以下のようになります。
比較してみると数値が少ない印象を受けますが、TikTokには以下のような特徴があります。
- 10代〜20代の利用者数がSNSの中でもトップクラスに多い
- 15秒程度のショートムービーを共有するSNSである
よって、これらの特徴を活かせるのであれば、例えユーザー数が他のSNSより少なかろうと、それ以上のメリットを享受することができるはずです。
また、TikTokは150カ国以上で利用され、2020年4月には累計ダウンロード数が20億を突破しているという実績も。
これらのことからTikTokは広告出稿先として優秀なSNSだといえ、広告を出す商品やサービスの種類によっては、TikTok広告が最適というケースも十分あり得るのです。
TikTok広告の3つの特徴を解説
TikTok広告の概要について紹介しました。
続いては、TikTok広告の特徴を詳しくみていきましょう。
- 年齢層は10~20代が中心
- 国内では男性ユーザー、米国では女性ユーザーが多い
- ショートムービー広告を出稿できる
1つずつ解説していきます。
①年齢層は10~20代が中心
まず、TikTokの年齢層は10~20代の利用率が非常に高いSNSです。
このように高い年代になる程利用率は下がっていくため、広告でリーチするターゲットは必然的に若年層ということになります。
若年層向けに広告を打ちたいのであればTikTokの特徴はメリットになり得るでしょう。
②国内では男性ユーザー、米国では女性ユーザーが多い
続いて、TikTokは国内では男性ユーザーが多く、米国では女性ユーザーが多いという特徴があります。
米国だと女性比率が6割と案外高め。
一方で国内だと男性比率が高いので、若年層かつ男性をターゲットとして広告を出稿する際は、TikTokが選択肢にあがるでしょう。
③ショートムービー広告を出稿できる
最後に、TikTokはショートムービーで広告を出稿できるという特徴があります。
広告の形式にもよりますが、大抵5〜15秒程度。
手軽に視聴できるので、2〜3分の広告と比較して「スキップされにくい」というメリットが得られるでしょう。
また、TikTok自体手軽にコンテンツを楽しめるためか、TikTokの1日の平均起動回数は43.4回というデータもあります。
参考:https://lab.appa.pe/2018-05/tiktok-teenagers.html
ちなみに、同データでのTwitterの1日の平均起動回数は15.5回でしたので、ユーザーの利用頻度はTikTokが勝ると言えます。
そういった意味では、他のSNSよりもユーザーとの接点を作りやすく、訴求力が高いSNSだと考えられるでしょう。
TikTok広告は3種類に分けられる
TikTok広告の3つの特徴を紹介しました。
続いては、TikTok広告の種類をみていきましょう。
- 起動画面広告
- インフィード広告
- ハッシュタグチャレンジ
それぞれの特徴が異なりますので、自社のイメージする広告と照らし合わせつつチェックしてみてください。
①起動画面広告
まずは「起動画面広告」です。
これはTikTokのアプリを起動した際に流れる広告で、
- 静止画、アニメーションどちらかで3〜5秒表示が可能な純広告
- 全画面表示かつ起動時に必ず表示されるため、訴求力がかなり高い
- ただし1日1社のみであるため、入札額が高額
といった3つの特徴があります。
「高額だがインパクトは大きい」といった形式の広告です。
②インフィード広告
続いては、「インフィード広告」です。
これはTikTokアプリ内の「おすすめ枠」に表示される広告で、
- 最大15秒の全画面動画を流せる純広告/運用型広告枠
- ユーザーが一番視聴する「おすすめ枠」に動画を掲載できる
- 「いいね」「コメント」「シェア」などももらえる
といった3つの特徴があります。
また、インフィード広告の中でも以下3つに分類できるため、予算と相談しつつ広告枠を選んでみてください。
- 「TopView(おすすめトップに表示)」
- 「OneDayMax(おすすめ4番目に表示)」
- 「Brand Premium(おすすめ80番目以内に表示)」
コンテンツに交えて出稿できるため、比較的扱いやすい形式の広告だと言えるでしょう。
③ハッシュタグチャレンジ
最後は「ハッシュタグチャレンジ」です。
これはTikTokユーザーに特定のハッシュタグを用いた投稿を促すキャンペーンで、
- ユーザーの「共感」「参加」を促せる純広告枠
- UGCによる自発的なブランド拡散が狙える
- オリジナル楽曲やチャレンジページから参加を促せる
といった3つの特徴があります。
また、クリエイターの創造性を引き出せる「コンテスト企画」や、2つのハッシュタグ同士を競わせる「バトルチャレンジ企画」などさまざまな形式があり、広告にあった施策を練ることが可能です。
事例としては、マクドナルドが行った「#ティロリチューン」チャレンジなどがあり、投稿は5万件・総再生1億回を突破しています。
多くのユーザーを巻き込める上、クリエイターによる投稿で広告感もなくせるため、バズを狙うならばこの広告が適しているでしょう。
TikTok広告の掲載費用
最後にTikTok広告の大まかな掲載費用を紹介します。
まず、広告の主な課金方式は以下4つがあります。
課金方式 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
インプレッション課金型 | 1000回表示されるたびに課金される | 「質より量」でマスにアプローチできる | 効果が分析しにくい |
再生課金型 | 一定の再生数を超えると課金される | ある程度興味を持ったユーザーにアプローチできる | ・画像でなく「動画広告」必須 ・効果が分析しにくい |
期間契約型 | 1日あたりで契約する | 一定期間必ず広告の露出が可能 | 必ず露出が可能な分、費用が割高 |
これらを踏まえた上で、今回紹介した3種の広告の「大まかな掲載費用」は以下の通りです。
広告種類 | 概要 | 課金形式 | 大まかな費用 |
---|---|---|---|
起動画面広告 | アプリ起動時に必ず表示される広告 | 期間契約型 | 400~600万円程度/日 |
インフィード広告 | 「おすすめ枠」からナチュラルに広告を配信できる | ・インプレッション課金 ・クリック課金 ・再生課金 |
・100〜1,000円/1,000imp ・30〜100円/1クリック ・5〜60円/1再生 |
ハッシュタグチャレンジ | ユーザーを巻き込んで「参加」「共感」を促せる | 期間契約型 | 1,000万円〜2,000万円/回 |
あくまでこれらは目安で、実際の費用は運用方法によって異なります。
課金方式や費用の目安を元に、どの形式が合っていそうか考えてみてくださいね。
【まとめ】TikTok広告はメリットがたくさん!
今回はTikTok広告について紹介してきました。
本文でも述べたように、TikTok広告には以下のような特徴があります。
- 年齢層は10~20代が中心
- 国内では男性ユーザー、米国では女性ユーザーが多い
- ショートムービー広告を出稿できる
また、様々な形式の広告を出稿できるため、以下に該当する企業にとっては、TikTokの特徴はメリットになり得るでしょう。