【2022】最新版TikTokアルゴリズムの傾向とすぐできる対策
「TikTokで動画をバズらせたい」「動画をたくさん拡散してほしい」と考えていませんか?
TikTokのアルゴリズムを知ることはとても重要です。
とくに商品やサービスを提供している企業アカウントを運営している担当者は、TikTokのアルゴリズムを理解していると競合に差をつけることもできるでしょう。
そこで今回はTikTokのアルゴリズムの基本指標や最新情報を紹介します。
TikTokのアルゴリズムは定期的に変化しているため、できる施策はたくさんあります。
運営するアカウントの改善方法を見つけて、マーケティング活動を加速させましょう!
目次
2022年のTikTokアルゴリズム最新情報
TikTokのアルゴリズムは大きく変化したといわれています。
というのも、以前は新規の投稿が大きく影響すると考えられていました。
フォロワー数に関係なく、最初に投稿した動画は再生回数が伸びやすい傾向があったため、最初に投稿する動画の質が重要といわれていました。
また最初に投稿した動画が伸びれば、おすすめに表示されやすいというクリエイターも多かったようです。
しかし2022年現在はアルゴリズムが複雑化し、視聴者の反応が指標に大きく関わっているといわれています。
注目すべき最新の指標は次のとおりです。
- TikTokストーリーズやライブの反応率
- 動画のフル視聴率
TikTokストーリーズやTikTokライブは比較的新しい機能なので、アルゴリズムが複雑化していない可能性があります。
とくにTikTokストーリーズは2022年3月に登場した新機能です。
24時間で消えるストーリーズはInstagramなどで親しまれているため、視聴者が受け入れやすい機能の一つ。
まだまだ活用していないアカウントも多いので、積極的に使って反応率を高めると、おすすめに表示されやすくなる可能性が高いでしょう。
動画のフル視聴率は、最後まで動画を視聴した人数を数値化したデータです。
動画のフル視聴率はデータの分析に役立つ「TikTokインサイト」でも確認できるので、アルゴリズムに関わる重要な項目といえます。
フル視聴率が高いといいねやシェアも増える傾向があるため、アルゴリズムに影響するほかの項目の評価も高められるでしょう。
絶対に覚えるべきTikTokアルゴリズムの基本
TikTokには複雑なアルゴリズムがあり、関わってくる項目も多数あります。
しかしアルゴリズムを大きく分類すると次の2つに分かれます。
- 加算式アルゴリズム
- 減点式アルゴリズム
簡単に説明すると、加算式はプラス評価される仕組み、減点式はマイナスに評価される仕組みです。
それぞれの仕組みを理解しておけば、動画が伸びないときの問題点も見つかりやすくなるでしょう。
加算式アルゴリズム
加算式アルゴリズムは、投稿した動画の評価に関わるポジティブな仕組みのこと。
加算式アルゴリズムによって動画が評価されると、おすすめに表示されやすくなるといわれています。
加算式アルゴリズムの指標といわれる項目は次のとおりです。
- シェア率
- フォロー率
- ユーザーの反応(いいね率、コメント率)
- 平均再生時間
- フル視聴率
- ダウンロード数
- プロフィールクリック率
ここで注目したいのが、投稿した動画の反応だけでなく、プロフィールがどれだけ閲覧されたかという要素が関わってくる点です。
プロフィールをクリックさせる施策を行っていないクリエイターも多いので、次の項目に気をつけてみてください。
- 魅力的なアイコンにする
- プロフィールをクリックしたくなるようなアカウント名にする
- ほかの動画もチェックしたくなるような動画を投稿する
バズるための要素をもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
減点式アルゴリズム
減点式アルゴリズムは、加算式アルゴリズムとは反対に、動画がマイナス評価されてしまう仕組みのこと。
動画が伸びないときは減点式アルゴリズムによるマイナス評価で、おすすめに表示されにくくなっている可能性があります。
減点式アルゴリズムは、次の項目が影響するといわれています。
- 再生時間が短い
- ほかのSNSへの誘導
- 「興味ありません」ボタンが押されている
とくに注目したいのが再生時間の短さです。
再生時間については加算式アルゴリズムにも大きく関わってくる項目なので、優先的に改善する必要があるでしょう。
アルゴリズムを解析すべきTikTokの基本指標
TikTokのアルゴリズムは加算式と減点式が使われていると先述しました。
ここからは、具体的にどんなポイントがアルゴリズムに関わっているのか、具体的な基本指標を解説します。
バズる動画を生み出すために気にすべき基本指標は、次の5つです。
- 再生時間・再生完了率
- 複数回再生数
- ユーザーのシェア数
- 動画を見たユーザーの反応
- ハッシュタグチャレンジへの参加
投稿した動画や、これまでの運用方法を振り返り、問題点や課題を見つけてみてください。
再生時間・再生完了率
視聴者が動画を再生した時間の合計と、動画を最後まで再生した視聴者の割合を数値化した再生完了率は、TikTokのアルゴリズムに関連しているといわれています。
投稿した動画の再生時間や再生完了率は、視聴者の満足度に直結します。
そのため、この2つの面でTikTok側に評価されると、おすすめに表示されやすくなるでしょう。
目を引く動画を作ることはもちろん、視聴者が満足するようなクオリティの高い動画を作ることが大切といえます。
複数回再生数
複数回再生数は視聴者が動画を何回続けて再生したかをカウントしたデータです。
動画を何度もループして見たくなるということは、視聴者の興味を引く動画と認識される可能性が高いでしょう。
そのため、おすすめに表示されやすくなると考えられます。
とくに次のような動画は、TikTokのアルゴリズムに評価されやすいでしょう。
- 動画の最初と最後の境目がわからない動画
- クオリティが高く見入ってしまう動画
- 情報量が多く細かい部分を見直したくなる動画
編集技術や動画の構成は複数回再生数に大きく影響してきます。
動画を複数回再生する視聴者が増えれば、フォロワー数増加にもつながるでしょう。
ユーザーのシェア数
ユーザーが動画をシェアした数も、アルゴリズムに関わっているといわれています。
投稿した動画の右側にある「シェアボタン」をタップすると、自分がフォローしているTikTokユーザーをはじめ、TikTok以外のSNSのボタンも出現します。
TikTokの動画をシェアできるおもなSNSは次のとおりです。
- LINE
たくさんの人に動画が拡散されれば、動画の視聴回数も増えます。
新規フォロワーの獲得にもつながるため、シェア数アップは大きな課題といえるでしょう。
また、アルゴリズムの観点から見ても、シェア数が多いということはクオリティの高い動画と判断される可能性が高いです。
シェア数が伸びている動画があるのであれば、「なぜシェアされているのか」を分析して次の動画投稿に活かしていきましょう。
動画を見たユーザーの反応
ユーザーの反応は「いいね」や「コメント」など、目に見えてわかるユーザーのアクションのことです。
おすすめに表示されやすい基準の数値は公開されているわけではありません。
しかし、いいねやコメントの数が多いということは、反響のある動画と判断される可能性が高いでしょう。
また、視聴者がコメントを書いている時間や、ほかの視聴者のコメントを読んでいる時間も、動画が再生されています。
つまり、コメントを読む人や書く人が増えれば、再生時間や複数回再生数も増えるでしょう。
ハッシュタグチャレンジへの参加
個人アカウントを運用している人にとって、ハッシュタグチャレンジへの参加は、短期間で人気を獲得する方法の一つです。
ハッシュタグチャレンジとは、企業などが特定の期間で指定したハッシュタグを使って動画投稿を行うイベントです。
たとえばハッシュタグチャレンジには、次のような種類があります。
- 商品のキャッチコピー募集
- お手本動画の曲やダンスを真似して投稿
- 企業が作ったフィルターを使って動画投稿
ハッシュタグチャレンジに参加するとおすすめに表示されやすいといわれているので、積極的に参加するのがおすすめです。
企業アカウントを運用している方は、新商品やサービスをリリースするタイミングで予算が確保できれば、ハッシュタグチャレンジ企画を検討してみてください。
人気クリエイターをはじめとした多くのユーザーが参加すれば、商品やサービス、企業の認知度アップが見込めます。
TikTokアルゴリズムを解析後基本的にやるべき改善方法
TikTokのアルゴリズムに関係するといわれる指標をもとに投稿した動画をチェックしたら、問題や課題を見つけて改善していきましょう。
それぞれの課題ごとに対策法を解説していくので、今後の動画投稿に活かしてみてください。
再生回数を伸ばす方法
再生回数を伸ばすためには、動画がスキップされないよう、動画の冒頭を魅力的にする必要があるでしょう。
とくに動画の冒頭3秒は、視聴者を惹きつけるためにインパクトのある演出を心がけてみてください。
たとえば視聴者が「続きを見たい」と感じるようなタイトルや、「かわいい」「すごい」と感じるシーンを冒頭に入れ込むと、離脱を防げるでしょう。
また、せっかく動画を再生してもらったら最後まで見たくなる工夫をすると、再生完了率も伸ばせます。
同じジャンルのバズっている動画などを参考にして、構成に力を入れてみてください。
複数回再生回数を伸ばす方法
動画の複数再生回数を伸ばすためには、「かわいい」「すごい」「ためになる」など、視聴者の心を動かす必要があります。
「かわいい」を例にあげると、ペットや子どもジャンルの動画は複数回再生されやすい動画といえるでしょう。
また恋愛ハックなど、身近な問題のノウハウ動画は情報量が多いので、複数回再生される可能性が高いです。
また、ためになる動画はシェアされやすく、ほかの動画も見てもらいやすいという特徴があります。
なかには、最後の数秒のテキスト表示時間を短くして、複数回再生しないと読めないようにする方法もありますが、マイナス評価がつく可能性があるので気をつけてください。
ユーザーのシェア数を増やす方法
ユーザーのシェア数を増やすためには、魅力的な動画を作るのはもちろん、投稿時間にも気をつけるのがおすすめです。
よりたくさんのユーザーがTikTokを利用している時間帯に投稿すれば、シェアされる可能性も高まるでしょう。
ターゲットの年齢層に関わらず、20時以降はTikTokを利用する人が増えるといわれています。
エンゲージメントに直結させたいなら、ターゲットの生活スタイルを分析して、投稿時間を設定するのも一つの方法です。
最適な投稿時間を知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
TikTokの投稿時間おすすめはいつ?バズる方法を解説!
動画をみたユーザーの反応を増やす方法
「いいね」や「コメント」を増やすためには、トレンドを意識した動画を投稿するのが近道といえます。
企業アカウントの場合、使える楽曲が商用利用できるものに限られるので、ハッシュタグにトレンドを取り入れるのがおすすめです。
また、コメント数を増やすならファンを増やす必要があるでしょう。
ユーザーがアカウントをフォローするときは、1本の動画だけでなく、チャンネルそのものが魅力的である必要があります。
ほかの投稿動画を再生してもらい、フォローしてもらうためにも、チャンネル内の動画のジャンルや構成を統一するなど、ブレない軸を作っておくのがおすすめです。
ハッシュタグチャレンジへの参加を増やす方法
企業アカウントがハッシュタグチャレンジへの参加を増やす方法は3つあります。
- 魅力的なキャンペーンを行う
- 人気クリエイターを起用する
- 予算を確保する
そもそもハッシュタグチャレンジは、ユーザーが「参加したい」「真似したい」と思わなければ盛り上がりません。
人気クリエイターを起用すると話題性を呼ぶのはもちろん、クリエイターのファンが多く参加してくれるでしょう。
また、ハッシュタグチャレンジは予算によって複数のプランに分かれているほか、追加オプションなども設けられています。
より多くの予算を確保した方がユーザーの目につきやすく、エンゲージメントにつながりやすいといえます。
TikTokのエンゲージメントをより高める方法とは?
TikTokを活用して商品やサービスのエンゲージメントを高めるためには、プロに依頼するのも一つの方法です。
今回はTikTokの企業アカウントをより効率的に運用する方法を紹介します。
TikTokアカウントの運用代行を検討する
TikTokのことを知り尽くしたプロに依頼すると、企業アカウントを効率的に運用できます。
プロに依頼するのは予算が必要ですが、部署内でTikTokなどのSNSに詳しい人をアサインしたり育成したりするのにもコストがかかります。
運用代行はインサイトなどのデータ分析をはじめ、動画制作まで幅広くフォローしてくれるケースもあります。
効率的にエンゲージメントにつなげるためにも、社内に専門的な人材がいない場合、運用代行を検討するのも一つの方法です。
人気クリエイターとコラボする
人気クリエイターとのコラボ動画をアップしたり、ハッシュタグチャレンジを開催したりするのも、エンゲージメントにつながりやすい方法の一つです。
クリエイターを起用する際は次のポイントに注意してください。
- 自社の商品やサービスのイメージに合っているか
- 動画のジャンルにマッチしている、または共通点があるか
- フォロワー数はどのくらいか
- フォロワーの年齢層がマッチしているか
Star Creation(スタークリエイション)では、総フォロワー数2億人を超えるクリエイターをアサインできます。
効率的にPR活動したい方はぜひStar Creationまでご相談ください。
まとめ
バズる動画にはTikTokのアルゴリズムが大きく影響しています。
プラス評価される項目とマイナス評価される項目を知っておけば、着実にユーザーの反応率を増やせるでしょう。
動画の問題や課題が明確になったら、動画の方向性や構成を随時改善していくのがおすすめです。
また人気クリエイターとのコラボなどを検討し、効率的にエンゲージメントにつなげるのもおすすめ。
費用対効果を見極め、ムダのないアカウント運用を行っていきましょう。