ナレッジTikTok広告

TikTok広告の成功事例15選!バズった要因を分析・解説

TikTok成功事例広告

InstagramやTwitterなどのSNSを広告に利用している企業が近年見られます。
その中でも、若者をターゲットにした多くの拡散が見込めるという点で近年需要が高まってきているのが、TikTokにおける広告です。

TikTokでは、認知度の向上や自社商品、サービスを世の中に広めるために様々な企業が広告として利用しています。

この記事ではTikTok広告の成功事例をもとに、認知度拡大や商品の売上向上などそのバズった理由を分析、解説していきます。

TikTok広告成功事例15選!

ここでは、TikTok広告の成功事例15選を紹介していきます。

江崎グリコ

11月11日(ポッキー&プリッツの日)に合わせて「ポッキー何本分体操」のハッシュタグをつけた動画を投稿すると、選ばれた動画が東京・渋谷にある街頭ビジョンに映し出されるというキャンペーンを実施。

作成したハッシュタグをつけた投稿は20,000本以上、総再生回数は約2,700万回を記録。企業のブランディングを大きく向上させることに成功。

ハイチュウ

「ハイチュウ」が配信したTikTokのハッシュタグチャレンジ広告では、オリジナルのBGMと併せてオリジナルの可愛いダンスを提供。振り付けのパターンも少なく上半身だけで再現できるといった手軽さで、ハッシュタグチャレンジに参加しやすかったこともバスった要因に。

キレイモ

キレイモでは、お笑い芸人の渡辺直美さんを起用した、「#指ハートチェンジ」というタグでキャンペーンに参加できる広告を出しました。参加者がダンスに挑戦して選ばれれば、キレイモのWeb広告に出演できる権利がもらえる内容です。また出演権利だけでなく、「あなたを最高にキレイにする体験をプレゼント(1組2名)」のサービスを無料で利用できる特典付き。

「#指ハートチェンジ」のタグをつければ誰でも投稿可能という、参加のしやすさが大きな特徴にあり、ダンスの監修にTiktokで120万人のフォロワーを持つ、モデルでクリエイターの「ねお」さんが起用されたのも話題になりました。

サントリー

新商品とNMB48内のグループユニット「Queentet」がコラボした動画「#ピーカーダンス」を全12篇公開し、ダンス動画の流行とともに新商品のPRを目指すキャンペーンを実施。動画の総再生回数は1,500万回を超え、新商品の売上を大きく向上させることに成功。

株式会社三和交通

株式会社三和交通は、神奈川・東京・埼玉に営業所を持つタクシー・ハイヤー営業を取り扱う会社です。社長や部長などが一生懸命踊ったり企画をしたりしている動画を投稿。タクシー業界では運転手の高齢化が問題となっている中、TikTokを活用することによって、新卒を多く採用することができているようです。

ユニクロ

「#UTPlayYourWorld」というタイトルで、ハッシュタグチャレンジを実施し、日本だけでなく、フランスとアメリカ、台湾で同時に開催。また、お気に入りのユニクロ商品を着用した動画の投稿を募り、各エリアの参加者から計5名がグランプリに選ばれ、Twitterや世界中の店舗内モニターで流れる映像に出演できる権利が得られます。

ケイト

ケイトの商品である「リップモンスター」のプロモーションでは、発売前から発売当日まで、TikTokやYouTubeほか、各デジタル媒体の特性を意識したターゲットへの情報の出し分けや情報を届けるタイミングまで、総合的なコミュニケーションプランを設計し実施。
その結果、若年層を中心に話題となり、口コミが拡散され、新規顧客の獲得に成功。発売から約1年で累計出荷本数350万本(2021年4月20日~2022年5月20日)を突破。
エフェクトに商品のネーミング(テキスト情報)が入るように仕掛け、興味関心を喚起した。エフェクト利用の動画は、約1600回投稿され、エフェクトの利用体験は約27万5000回、エフェクト利用の動画総再生回数は約460万回(2021年5月1~6日)であり、リップを楽しく試すことができるという体験価値を提供することに成功しました。

株式会社コーセー

ハイプレステージブランド・コスメデコルテは、「ルージュ デコルテ リキッド」の発売に合わせて、色味や質感を擬似体験できるブランドエフェクトを共同で開発しました。
ブランドエフェクトを使ったハッシュタグチャレンジ「#接近戦ルージュ」を実施し、店頭でタッチアップをしなくても、TikTok上でテスターとして、カラーシミュレーションできるため、色鮮やかな“加湿”ルージュを楽しむことができる。

広島県

広島県が取り組む持続可能なまちづくりや広島で働くことの魅力を伝えるべく、県外から移住し、広島県だからこそ実現できるライフスタイルを実現している3人のプロフェッショナルの方を紹介する啓発動画を公開。

また、持続可能なまちづくりを支える公共交通機関の1つである広島電鉄株式会社でやりがいを持って働いている3人の社員を紹介する動画も発信。

これにより、特に広島県外の若年世代に向けて、県の魅力を伝えることに成功。

UCC上島珈琲株式会社

「UCC COLD BREW」ブランドより新フレーバー「LATTE」の発売と「BLACK」・「DECAF」のリニューアル発売を記念し、『#香るどダンサーオーディション』を、開催。

オリジナルブランドエフェクトと楽曲を使って“香るどダンス”動画を撮影し、ハッシュタグ「#香るどダンサーオーディション」をつけてTikTokに投稿するだけで応募できるオーディション形式のキャンペーンとなっています。

優秀作品は、ブランドイメージキャラクターである女優・池田エライザさんが出演するTVCMに投稿動画を掲載。

メイベリン ニューヨーク

「TikTok」のスマートフォンアプリを起動した直後に表示され、ユーザーが最初に目にする動画広告「TopView」の活用。「TopView」とは、1日1社限定(現在は1日最大2社)で使用できる枠で、15秒から最大60秒までの音声付き動画広告を流せる。3秒以上視聴すると、シームレスにフィードに入り、残りの動画が表示される。いずれもスキップすることは可能。

この「TopView」では、アジアにおける「Fit me」のグローバルアンバサダーとして、人気K-Popグループの「ITZY」起用の動画を活用しました。他のメディアよりも早く「TikTok」で告知することで、ニュースバリューを持たせることに成功し、1500万ビュー、5万4000いいね、750件のコメント、1400件のシェアを記録した。

バルクオム

株式会社バルクオムでは、18歳以上の男性をターゲットにした、メンズスキンケアの宣伝広告を、Tiktok上で配信。メインで伝えたい内容をより早く伝えるために、冒頭部分を1秒削ったり、ユーザーの反応がよかった「香り」という言葉を使用した。

また内容としても、アンケートに答えるだけで無料サンプルがもらえる情報を、製品画像と一緒に伝えるようにし、動画を配信する時間を、再生数が多くなる夜の時間帯に設定する工夫がなされています。このようにさまざまな工夫が功を奏して、美容に対する意識の高いZ世代や、若い年代のユーザーに評価されました。

NetEase Games

若年層を中心に幅広い世代から親しまれているバトルロワイヤル「荒野行動」のゲーム内にTikTok公式のシェアシステムを開発し、「#荒野行動」のハッシュタグを使用した動画を投稿するというキャンペーンを実施。

結果、ハッシュタグを使用した動画の総再生回数は20億回を突破し、ゲーム自体はもちろん企業のブランディングを大きく向上させることに成功しました。

ライオン

美白ハミガキ「Lightee」のプロモーションとして「歯が白くなると顔の印象がどう見えるか」を疑似体験できるブランドエフェクトを開発するとともに、「#顔の印象は歯で変わる」というハッシュタグを使用。
また、フィード上でテレビCMを配信し、歯の美白ケアへの興味喚起と製品認知向上を図り、「#顔の印象は歯で変わる」の投稿は2万6000本以上、合計視聴回数は約2億4000万回に上り、エフェクトを体験したユーザーは17万人以上という結果に。

大学生カップルが始めた移動式チュロス屋さん「CHURROS AVENUE」

集客を目的にTikTokを活用。動画は、チュロスをおいしそうに撮ることよりも、”動き”の中に、店舗のカラフルな色を見せたり、チュロスをしぼるなどチュロス屋さんの特徴を加えて撮影。それにより、わずか6畳程度のキッチンカーのフォロワーは3万2,000人を超え、来店客も急増しました。

TikTok広告のバズるクリエイティブとは?

「TikTokでバズらせたいが、なかなかうまくいかない」「バズる方法を知りたい」と悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。

まずはTikTokや若者内のトレンドをチェックして、流行っているコンテンツ作成に注力しましょう。人気上昇中のハッシュタグや再生数が多い動画を視聴し、ユーザーに求められている動画の傾向をつかんでみましょう。

「いいね数、コメント数が多い」「シェア率が高い」「視聴されている時間が長い」ことがTikTok内でのおすすめ動画に掲載される重要ポイントとなります。

このようなTikTok広告でバズるクリエイティブとはなにかを紹介していきます。

①開始1秒でインパクトを持ってくる

TikTokはユーザーがパッと見て数秒見続けるか、「おもしろくなさそう」と感じた瞬間に別の動画へと移ってしまいます。開始1秒のインパクトを強くし、視聴者を惹きつけ、続きが気になるような広告構成にする事が大事です。

②情報量の多い動画にする

情報量の多い動画とは「1回見ただけでは情報を全部つかめず、再度見たくなるようなコンテンツ」のことを指します。珍しい物を持っていたり、撮影場所や文字数を多くするなど、さまざまな工夫を凝らしましょう。

③流行しているハッシュタグを選定する

ハッシュタグチャレンジのように、多くのユーザーが同じタグを使い投稿する事で、認知度を高めることが出来ます。TikTok広告成功事例にも挙げたように、TikTokで「バズる」事で認知度が各段に変わります。トレンドや内容に関連するハッシュタグを入れることで、検索ヒットしやすくなるため、4~6個選定しましょう。

④広告らしさを出さない

オーガニック投稿の間に広告動画が挟まっているインフィード広告の場合、広告感があるとすぐに分かるため、表示されたとしても見られなくなってしまいます。
TikTokユーザーの年齢層は拡大しつつあるものの、メインは10~20代です。若い世代のあいだで流行っているジャンルを使用するなど、ユーザーの特性や好みに合わせることが必要不可欠です。ユーザーの心をつかむことを意識し、クリックしたくなるような構成にしましょう。

TikTok広告の効果検証方法

TikTok広告における作成のコツや適した課金方式を理解し運用したあとは、その効果を検証しましょう。それらの効果検証結果を元にブラッシュアップさせていけば、費用対効果の高い運用になります。

TikToKの宣伝効果を確認、測定できるのかを以下に紹介します。

プロアカウント設定をする

プロアカウントは無料で利用することが可能です。
TikTokでプロアカウント設定をすると、以下の分析が可能になります。

合計再生時間
平均視聴時間
視聴者の所在地
トラフックソース(何経由で自社の動画にたどり着いたか)の種類
プロフィールの表示回数
フォロワー数の増減
動画の視聴数

TikTokをビジネス利用したい場合は、自身のアカウントをプロアカウントに変更してから利用しましょう。
プロアカウントについては下記の記事で詳しく解説しています。

TikTok対応のSNS分析ツールを利用する
TikTokに標準搭載されている分析機能でも、ある程度の分析は可能です。

例えば、TikTok for Businessからは2022年6月に、TikTokでのマーケティングの効果測定を最適化することを目的とした「TikTok Attribution Manager(ティックトック アトリビューション マネージャー)」が導入されました。

「TikTok Attribution Manager」は、広告を打ち出す際に利用できるサービス「TikTok Ads Manager」で、自由にカスタマイズができるアトリビューションウィンドウを利用することができます。

アトリビューションウィンドウでは、一定期間中に広告をクリック・閲覧したユーザーがその後どんなアクションをしたかなど、最終的な成果を知ることができます。

他にもより詳しく分析を行いたい場合は、TikTokに対応したSNS分析ツールを利用し、より精密な分析を行うことをおすすめします。
分析ツールには有料と無料のものがあり、一般的には有料の分析ツールの方が詳細な分析が可能です。予算、目標、必要な分析を検討して適した分析ツールを利用しましょう。

TikTok広告を依頼するなら

TikTokの広告を依頼するなら、広告代理店を利用するのがおすすめです。

TikTokの広告代理店とは、TikTok広告の作成から出稿、アカウントの運用代行やキャンペーンの企画など、TikTok広告に関する様々な業務を代わりに行ってくれる業者のことを指します。

近年、TikTok広告のターゲティング設定やハッシュタグ選定、InstagramやYouTubeなど他のSNS媒体と掛け合わせたPR業務など、SNSでの成功が簡単ではなくなっていることから、TikTok広告代理店を利用する企業が年々増加してきています。

しかし、TikTokがリリースされて間もないことから、TikTok広告を取り扱っている代理店は少ないのが現状です。また、TikTokにおける実績の豊富さ、サービスの幅広さ、クリエイティブさなどその良し悪しを判断することは難しいです。

StarCreationは、TikTokの豊富な経験と運用実績を活用し、影響力のあるクリエイターと共にコンテンツの制作や、さまざまなプラットフォームを活用したマーケティングソリューションの提供が可能な広告代理店です。

Star Creation(スタークリエイション)は国内最大級の総フォロワー2億人超、総勢500名を超えるクリエイターが所属するTikTok MCN(マルチチャンネルネットワーク)のため、フォロワーの多いクリエイターを起用可能です。

それは、認知度の低い商品やサービスを多くのユーザーに認知してもらうことにつながり、
フォロワーの多いTikTokクリエイターに情報を発信してもらいたいと検討している方におすすめの広告代理店です。

また、無料見積もりのヒアリングに合わせた価格を提示し、クライアントの納得のいく価格で対応してもらうことが可能です。

「認知度・ブランディングを高めたい」「TikTokを活用してターゲット層にリーチさせたい」「新商品をPRしたい」といった様々な場面におけるニーズにお答えします。

記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!