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TikTokの画面サイズについて詳しく解説!TikTokの動画についても紹介

撮影のコツ比率

TikTokで動画を投稿するにあたって、画面サイズの規定を守る必要があります。
「スマホでそのまま撮影しちゃダメなの?」「数字に弱いからサイズについて理解できるか分からない」といった不安を持つ方も多くいますが、ポイントを押さえればスムーズに動画を投稿できます。

また、画面サイズ以外にも規定があるので、投稿前に詳細を把握しておくことが重要です。
今回は、TikTokの画面サイズ、動画の規定、他のSNSへの動画投稿のやり方について説明します。

TikTokの画面サイズについて 

手軽に動画をアップロードできるTikTokですが、実は既定の画像サイズがあることはご存知ですか?
TikTokの画像サイズは、大きく分けてピクセルとアスペクト比の2種類があります。

ピクセルは画素を表す数値で、1080×1920pxがTikTokにアップロードする上でベストなサイズとされています。
720×1280pxまではアップデート可能な動画として定められていますが、画素が低い動画を投稿すると画質が下がってしまう点に注意が必要です。
動画全体がボヤけているような荒い画質になってしまうため、ユーザーの満足度にも繋がりかねません。

また、アスペクト比は画面の縦と横の長さのことで、比率によってスクリーンに表示される画像のサイズが変わる仕組みです。
9:16が推奨のアスペクト比となっており、スマートフォンの画面に綺麗に収まるサイズ感です。

ほかのアスペクト比でもアップロードできるものの、画面に対して動画の表示が小さくなってしまうので気を付けましょう。
ここでは、TikTokの画面サイズについてさらに詳しく解説していくので、ユーザーにとって見やすい動画制作に役立ててくださいね。
 

TikTokの画面サイズは1080×1920px 

TikTokでは、動画をアップロードする上での推奨サイズというものが存在します。
寸法はピクセル(px)で表記され、TikTokの場合の推奨サイズは1080×1920pxです。
スマートフォンやタブレット端末などのスクリーンに表示される画像や動画は、全て小さな点の集合体で構成されています。
小さな点の中には色調、階調、透明度をはじめとする色情報が含まれており、点が多ければ多いほど映像がクリアになります。

1080×1920pxは、縦に1080個、横に1920個の光の点があるということです。
フルHD としてもおなじみの1080×1920pxを推進サイズとしていますが、最低基準は720×1280pxとされています。
720×1280pxから1080×1920pxの範囲内であればTikTokへの投稿自体は可能となっているものの、画素が低いと画質が荒くなる点に注意しましょう。

なお、スマートフォンで動画を撮影する際は、特に設定を変更しなくても1080×1920pxのサイズで撮影されます。

一方でデジタルカメラや一眼レフカメラなどを使った場合は、動画が推奨サイズになっていない可能性が高いです。
投稿前に解像度を変更する必要があるので、手間や時間を削減したい方はスマートフォンで撮影するのがおすすめです。
 

TikTokの画面比は9:16(アスペクト比) 

TikTokに動画を投稿するにあたって、アスペクト比についても把握しましょう。
アスペクト比は、画面の縦と横の長さの比率を表しています。

横:縦で記載されるのが一般的で、1:1の場合は正方形となります。
アスペクト比とピクセルには互換性があり、1080×1920pxのTikTokのアスペクト比は9:16です。

9:16はスマートフォンの画面全体に動画が表示されるサイズ感で、スマートフォンで視聴する際に見やすいのが特徴です。
どのスマートフォンの機種を使う場合でも、TikTokアプリで動画を撮影する際のアスペクト比はは9:16に初期設定されています。

TikTokに投稿する際にアスペクト比を変更する必要はないので、撮影後はそのまま投稿しましょう。
ただし、9:16はあくまでスマートフォンを縦にして撮影した場合のアスペクト比です。
横向きにすると16:9になってしまうため、視聴時に表示される画面が小さくなる点に注意が必要です。

なお、タブレット端末のアスペクト比に関しては、9:16と4:3の大きく2種類があります。
9:16であれば問題ありませんが、もし4:3のデバイスを使っている場合は正方形のような形状で動画が表示されます。
テレビのような映り方で、コンテンツによってはオシャレな雰囲気を演出できるアスペクト比です。

ただし、9:16と比べると画面が小さくなるので、視聴者にとってやや見にくい点に気を付けましょう。
デジタルカメラで撮影した動画やパソコン内に保存している動画に関しても、アスペクト比が9:16になっていない可能性が高くなります。
YouTubeのような横長の画面になりやすいので、9:16にする際はパソコンでアスペクト比を設定し直してくださいね。
 

TikTokの画面サイズを変更する方法 

「せっかく動画を撮影したけどTikTokの規定サイズに合っていないみたい」「動画をアップロードしたけど思ったよりも画面が小さくなってしまった」といったトラブルに直面した場合は、動画の画面サイズを変更する必要があります。

画面が推奨サイズになっていないときは、まずピクセルとアスペクト比のどちらが違うのかをチェックしましょう。
ピクセルとアスペクト比は、どちらも専用のソフトやアプリを使えば簡単にサイズ変更できます。
「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」「ApowerEdit」「VideoStudio」「Adobe Express」をはじめとするさまざまなソフトやアプリがあり、無料で使用できるものも多くなっています。

具体的な使用方法はソフトやアプリによって異なりますが、動画をアップデートして指定のサイズに変更する流れが一般的です。
中には変更後の画像サイズの予測を表示しているものもあるため、自身にとって使い勝手の良いソフトやアプリを見つけましょう。
 

画面サイズ以外のTikTok動画の規定 

画面サイズの規定を設けているTikTokですが、ほかにも動画投稿に関するさまざまなルールがあります。
TikTokでは、投稿できるファイルの容量に上限が定められています。
iPhoneかアンドロイドかによって上限が違っており、必要に応じてファイルの圧縮を行わなければなりません。

また、動画の撮影時間は15秒~10分までの4段階に分けられています。
撮影時間が長くなることでファイルの容量が大きくなるのはもちろん、視聴中にユーザーが興味を失いやすい点にも注意が必要です。

さらに、フォーマットも2種類のみ対応しており、ファイル形式の違う動画はアップロードできない仕組みになっています。
解像度についても理解を深めて、クオリティの高い動画を投稿しましょう。

ここでは、TikTokが設定している画面サイズ以外の規定以下4つについて深堀します。

  • ファイルの容量
  • 時間
  • フォーマット
  • 解像度

「TikTokをはじめて間もないからルールを把握できていない」「規定を満たしていないみたいで動画をアップロードできない」といった悩みを解決してくださいね。

ファイルの容量 

TikTokで動画を投稿する場合、アップロードできる動画の容量が定められています。
ファイルの容量とも呼ばれており、iPhoneでは最大で287MB、アンドロイドなら最大で72MBです。
時間を例にすると、1分間にわたって動画を撮影した場合、iPhoneは約60MB、アンドロイドで約10MBの消費となります。

ただし、スマートフォンの機種、フルHD動画や超高画質4K動画といった画質の種類、スマートフォンのバージョンなどに応じて具体的なファイルの容量は異なります。
状況によっては目安よりもファイルの容量が大きくなることもあるため、何分間の動画がアップロードできるか知りたい場合は実際に撮影した動画の容量をチェックするのがおすすめです。

また、パソコンに保管している動画やデジタルカメラで撮影した動画においても、ファイルの容量が大きくなる可能性があります。
「何度トライしてもTikTokにアップロードできない」「ファイルが大きすぎて上手く投稿できない」という方は、容量を小さくするための圧縮ツールの活用も検討しましょう。
 

時間

TikTokでは、撮影できる時間の長さが決まっています。
15秒、60秒、3分、10分の4種類があり、1つの動画につき10分以上の撮影はできません。
もしTikTokでより多くのユーザーからの支持率を得たいなら、動画の長さにこだわることが大切です。

「できるだけたくさんの情報を盛り込みたいから長い動画に仕上げたい」「15秒だと時間が短すぎてクオリティの高い動画にできない」と考える方も多くなっていますが、実はユーザーから最も人気があるのは時間が短い15秒の動画です。
3分や10分などの動画は、たくさんの情報を提供できる一方でユーザーを長時間拘束することになるというデメリットも兼ね備えています。

ダラダラと動画を見続けることに煩わしさを感じるユーザーも多く、動画の途中で離脱する恐れがあります。
動画の離脱率が高まると、視聴維持率や視聴時間に関するエンゲージメント率も低くなりがちです。

フォロー数アップなどを目指すことも難しくなるため、短時間かつハイクオリティな動画を制作するよう心掛けましょう。
有名ティックトッカーの中には、15秒の短い動画をメインに投稿している方もたくさんいます。
要点のまとめ方やポイントを絞った動画の作り方を把握して、ユーザーから支持される動画づくりを意識してくださいね。

フォーマット 

動画には、フォーマットと呼ばれる形式があります。
撮影に使うツールや保管するデバイスなどによって異なり、主なフォーマットにはMP4、AVI、MOV、WMV、FLVなどが挙げられます。
の動画に対応しているフォーマットは、mp4とMOVの2種類です。

スマートフォンで動画を撮影する場合、iPhoneならMOV、アンドロイドではmp4で保存されます。
どちらで撮影してもTikTokに対応しているフォーマットなので、特に変更作業などは必要ありません。

ただし、パソコン内の動画やデジタルカメラで撮影した動画などは、非対応のフォーマットで保存されている可能性も考えられます。
TikTokへ動画を投稿するにあたって、ソフトやアプリでフォーマットの変更を行いましょう。
 

解像度 (パソコン、スマホそれぞれの解像度のチェック方法を解説) 

TikTokの解像度の規定は、1080×1920pxです。
もし投稿した動画がTikTokの解像度の規定を満たしていない場合、「この解像度の動画をサポートしていません」と表示されます。

トラブルを回避するためにも、投稿する前に自身の動画の解像度をチェックするのがおすすめです。
解像度の確認方法は、パソコンとスマートフォンで異なります。
パソコンでは、動画ファイルを右クリックして、プロパティの「詳細」をクリックすると解像度の情報が表示されます。

一方でiPhoneの場合は、カメラロールで該当の動画を開き、左下の共有マークをタップしましょう。
「ファイルに保存」から「このiPhone内」を選択し、「保存」に進みます。

次に「ファイル」のアプリを開いて、「最近使った項目」から該当の動画を探せば解像度を確認できます。
アンドロイドの場合は、まずギャラリーアプリにある動画を開きましょう。
左下に表示される2本線の上に山が付いているようなマークをタップすると、解像度の詳細が表示される仕組みです。

TikTokの撮影のコツについてまとめた記事もありますのでぜひご覧ください。

他のSNSの動画は投稿できる? 

TikTokユーザーの中には、TikTok以外にもさまざまなSNSを使っているという方がたくさんいます。
SNSによって投稿する動画や内容を変えているケースもある一方で、同じ動画を複数のSNSで使っているパターンも多くなっています。

もしTikTokに投稿した動画をほかのSNSでアップロードする場合、各SNSが定めている規定を満たすことが必須です。
TikTokが解像度、アスペクト比、撮影時間、ファイルの容量などの規定を設けているのと同様に、各SNSにもアップロードの規定があります。
規定を超えている、もしくは下回っている動画はアップロード不可となっているため、自身が投稿したい動画の詳細とSNS別の規定をチェックしておきましょう。

以下では、TikTokの動画をInstagramのリールとYouTubeショートにアップロードする際の注意点について説明します。
スムーズに動画を投稿するためにも、相違点を正しく理解してくださいね。
 

Instagramのリール 

TikTok用に撮影した動画をInstagramのリールにアップロードするにあたって、動画がInstagramの規定を満たしているか確認しましょう。
Instagramのリールでは、解像度1080×1920pxの動画を投稿できます。
TikTokと同じ規定なので、特に変更する必要はありません。

また、アスペクト比もTikTokと同様に9:16となっています。
ファイルの容量に関しては、TikTokではiPhoneが287MB、アンドロイドで72MBを上限としているのに対してInstagramは4GBが最大です。
TikTokよりも容量が大きな動画を投稿できるので、複数の動画を組み合わせるなどの編集も可能です。

尚、Instagramのリールに投稿できる撮影時間は、最長で90秒とされています。
TikTokのように3分や10分といった長時間の動画は投稿できないので、時間をオーバーしている場合は短く編集しましょう。
 

YouTubeショート 

規定を満たしていれば、TikTokの動画をYouTubeショートに投稿できます。
YouTubeショートに動画を投稿する場合のサイズは、TikTokと同じです。
解像度は1080×1920px、アスペクト比においては9:16なので、そのままのサイズでアップロード可能です。

ただし、YouTubeショートのファイル容量は、2KB~500MBと定められています。
2KBを下回る動画は投稿できないので、注意が必要です。
上限に関してはTikTokの規定よりも大きく、ファイル容量が足りなくなるといった心配もありません。
また、YouTubeショートの動画の長さは、最大で60秒とされています。
 

まとめ

TikTokには、動画を投稿するためのサイズ規定があります。
寸法1080×1920px、アスペクト比は9:16が推奨されており、スマートフォンで撮影した動画をそのまま投稿できる点がポイントです。
タブレット端末やデジタルカメラなどで撮影するとサイズが変わるケースも多く、アップロードできない可能性があるほか、ユーザーにとって視聴しにくい動画に仕上がる恐れもあります。
編集に必要なソフトやアプリをチェックして、クオリティの高い動画制作を心掛けましょう。

また、サイズのほかにも、ファイルの容量、時間、フォーマット、解像度に関する規定が設けられています。
規定を満たしていない動画は投稿不可と表示されるので、動画の詳細をチェックしたり、規定に合うように編集したりしなければなりません。

もしTikTokの動画をInstagramのリールやYouTubeショートにも使用したい場合は、各SNSの動画投稿の規定をチェックすることが大切です。
サイズはそのままで問題ないものの、ファイルの容量や撮影時間などは異なります。
TikTokの規定の詳細を理解して、利便性の向上とスムーズな運用を目指しましょう。

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記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
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