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TikTokで炎上しないためにすべきこと6つ!炎上したときの対処法も解説

動画制作コミュニケーション

TikTokで炎上しないためにすべきこと6つ

「SNS=炎上のイメージがあって怖い」「広報のためにTikTokを使いたいけど炎上しないか不安」と考えている方も多いものの、コツを押さえておくことで安全にTikTokを運用できます。
ここでは、TikTokでの炎上を回避するために行うべきこと6つに焦点を当てて解説していきます。

誹謗中傷しているアカウントを通報する

炎上を回避する方法のひとつが、アカウントの通報です。
ほかのユーザーからの誹謗中傷は、炎上を招くきっかけになりかねません。

自身が問題視されるような言動を発信しているなら反省すべきですが、心当たりがない場合は誹謗中傷してくるユーザーのアカウントを通報することも検討しましょう。
TikTokでユーザーを通報する場合、まずは該当ユーザーのプロフィールを開きます。

右上の矢印マークをタップして、「通報する」の中から「アカウントを報告する」を選びます。

通報理由の欄が表示されるので、理由を選択後に送信すればOKです。

また、アカウントだけでなく、誹謗中傷にあたるコメントを通報する方法もあります。
コメントをタップして「報告する」に進み、理由を選べば通報完了です。

通報機能を使うことで、TikTok側が相手のアカウントに対して審査を行います。
ガイドライン違反していると判断されればアカウント停止になるため、誹謗中傷をストップさせたい場合に活用しましょう。

炎上リスクを把握しておく

企業のTikTokアカウントが炎上すると、以下のような事態を招く恐れがあります。

  • 企業全体のイメージダウン
  • 製品やサービスのイメージダウン
  • 売り上げ低迷
  • 株価の下落
  • 人材の獲得困難

イメージダウンが起きることで、企業の利益が下がるのはもちろん、良い人材の確保も難しくなります。
企業にとって悪影響が大きくなるため、十分に理解した上でTikTokの運用を行いましょう。

運用担当者のマニュアルを強化する

TikTokでの炎上を防ぐためにも、運用マニュアルを見直すのがおすすめです。
動画の制作・投稿にあたって、必ず複数人で確認作業を行うようにしましょう。

運用担当者を1人に限定してしまうと、動画に対して客観的な判断がしにくくなります。
価値観の違いや認識ミスなどによって炎上を招く動画を作る可能性も高いので、2人以上で相談しながら制作を進める必要があります。
運用チームを作る場合は、できるだけバックグラウンドが異なるメンバーで形成するのが大切です。

メンバーの多様性を高めることで、さまざまな観点から動画の仕上がりをチェックできます。
炎上しない動画制作に繋げるためにも、運用形態の強化を徹底しましょう。

TikTokを分析して適切な運用をおこなう方法をまとめた記事も投稿してますので、ぜひご覧ください。

ユーザーと過剰なコミュニケーションをしない

ユーザーとのやり取りを必要最小限に抑えることで、TikTokが炎上するリスクを下げられます。
企業アカウントを運用する場合、ユーザーとコミュニケーションを取る主な目的は広報です。

企業や製品・サービスの認知、宣伝、イベント紹介などを行うと同時に、新しい顧客を獲得する機会を増やすといった理由で運用するのが一般的です。
ユーザーからの問い合わせなどに対応することは大切ですが、ユーザーとのコミュニケーションを深めすぎるとトラブルの原因になります。

友達感覚でコメントするユーザーが増えると、トラブルが発生した際に批判コメントを書かれてしまう可能性が高くなります。
過剰なコミュニケーションを避けるためにも、あくまで企業とユーザーという立場であることを線引きして対応するようにしましょう。

政治や宗教にまつわる投稿はひかえる

TikTokでの炎上を回避したいなら、政治や宗教に関連する投稿は避けるのがおすすめです。
政治は一人ひとりの価値観が大きく異なるテーマのひとつとなっており、政治の批判や持論を投稿することで不必要に注目を集めてしまう恐れがあります。

対立意見を持つユーザーから過剰に批判されるケースも多く、結果として炎上に繋がる確率も高くなっています。
政治に特化したアカウントであれば別ですが、一般的な企業の場合は政治の話題には触れないように気を付けましょう。

また、歴史上さまざまな宗教戦争が勃発したことからもわかるように、宗教は人によって解釈が大きく異なるテーマです。
「自分の解釈と違う内容を投稿している」「信仰心があるわけでもないのに気安く宗教のことを語らないでほしい」と感じるユーザーもいるので、宗教に関する投稿は控えるようにしてくださいね。

投稿後の反応を監視をする

炎上を未然に防ぐためにも、TikTokに動画を投稿した後はユーザーの反応をモニタリングするのがおすすめです。
問題となる投稿を放置した場合、ユーザーによってあっという間に拡散されてしまいます。

炎上の規模が大きくなると収束させるのにも時間がかかるので、できるだけ早い段階で対策を取る必要があります。
TikTokに動画を投稿したら、こまめにコメント欄や拡散状況をチェックするようにしましょう。

動画に対して批判的なコメントがついたら、投稿内容に問題が無かったか否かを確認することが大切です。
もし動画に問題がある場合は、削除や謝罪などいち早く対応することで炎上する可能性を下げられます。

TikTokで炎上する原因

TikTokのアカウントを運営するにあたって、どのような投稿が炎上しやすいのかを知っておく必要があります。
センシティブな内容やモラルやポリシーに反する投稿はユーザーを刺激しやすく、批判が集まりやすい点に気を付けなければなりません。

また、企業のアカウントで多いのが、従業員による不適切な言動、若手社員が無理強いされているような雰囲気の動画、過度なPRなどです。
誹謗中傷のコメントが多い動画も拡散率が高いので、炎上の規模が大きくなりやすいという特徴があります。

炎上とは無縁のTikTok運用を目指すためにも、以下では炎上の原因を深堀していきます。

センシティブなテーマの投稿

TikTokが炎上する原因のひとつが、センシティブな内容の投稿です。
人種、ジェンダー、差別、性描写などに関するテーマは、取り扱いが非常に難しくなっています。

悪意のない動画を作ったつもりでも、視聴するユーザーによっては偏った価値観だと批判される恐れがあります。
視聴するユーザー全員を納得させるのは困難なので、センシティブな内容の動画は投稿しないようにしましょう。

従業員などによる不適切な言動の投稿

SNSでの炎上と聞いて、従業員の問題行動を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?
商品の上に寝そべる、業務用冷蔵庫の中に入る、利用客が使う備品にイタズラをするなど、アルバイトを含む従業員が業務中に不適切な動画を投稿すると瞬時に炎上してしまいます。

深刻化しやすいのが衛生面に関する問題を伴う行為で、炎上した投稿が原因で業務停止命令を受けた企業も多数存在します。
従業員による不適切な動画を投稿させないためにも、一人ひとりにネットリテラシーを浸透させることが大切です。

研修の実施や問題行動を起こした場合のペナルティなどを設けて、従業員の意識向上を目指しましょう。

尚、もし企業の顔として活動するインフルエンサー的な従業員を雇っている場合は、プライベートアカウントでの言動にも注意が必要です。
多くのユーザーから認知されている従業員には、ファンやアンチがつきやすくなっています。

企業アカウントからの発信だけでなくプライベートアカウントの投稿もチェックするユーザーが多いため、問題のある言動は慎むように指導しましょう。

若手社員に無理やりさせる投稿

若手社員が無理しているように見える投稿は、炎上しやすい傾向にあります。
ダンスやドラマ仕立て風の動画を投稿する企業もありますが、若手社員を使う場合には注意が必要です。

若手社員=新入社員や会社内でも立場の弱い社員ということが多いため、「強要して動画撮影をしているのでは?」「断れなくて無理やり撮影されているみたいでかわいそう」といったマイナスイメージに繋がりやすくなっています。
動画が炎上した場合、TikTokを通してパワハラ企業のイメージが定着してしまう恐れもあります。

若手社員を使って動画を撮影するなら、動画撮影に積極的な社員を慎重に判断しなければなりません。
率先してSNSに顔出ししたいという社員を厳選し、楽しい雰囲気の動画に仕上げるよう意識しましょう。

過度なPR投稿

PR投稿が多すぎる場合、企業のアカウントは炎上しやすくなります。
「企業宣伝のためにTikTokを運用しているのにPRしちゃだめなの?」「個人アカウントじゃないからPRしても問題ないと思っていた」と考えがちですが、PRに苦手意識を持つユーザーはたくさんいます。

単なる情報収集のためにアカウントをフォローしているというユーザーも多く、しつこいPRに対して嫌悪感を抱くユーザーもいる点に注意が必要です。
炎上を防ぎながらTikTokを運用するためにも、PR投稿の頻度を検討することが大切です。

そのほかのコンテンツの投稿数と比較して、バランスの取れたPRの投稿数を目指しましょう。

アカウントの運用方法についてコツをまとめた記事もありますのでぜひご覧ください。

モラルやポリシーに反する投稿

TikTokを投稿するにあたって、モラルやポリシーに反する言動が含まれていないか確認することが重要です。
常識に欠けるような動画は批判が集まりやすく、TikTok以外のSNSにもシェアされる恐れがあります。

従業員が業務中に行ったイタズラのほか、いじめや暴力を連想させる内容も炎上する可能性が高いため、投稿前に必ず動画の内容をチェックするようにしましょう。

また、多様な価値観が広まっている現代社会では、無意識に発言したことが差別発言として捉えられる可能性もあります。
さまざまな世代や価値観のユーザーが視聴することを想定して、過激な言動は抑えるように気を付けてくださいね。

過剰な誹謗中傷のコメントのある投稿

コメント欄に批判的なコメントが多いと、TikTokで炎上しやすくなります。
誹謗中傷を見たユーザーが同調する可能性が高く、問題動画として拡散されてしまう点に注意が必要です。

また、多くのユーザーがコメントしている動画は、エンゲージメント率の高さからほかのユーザーのおすすめに表示される確率が上がります。
炎上している動画はユーザーの関心を集めやすく、さらなる事態の悪化を招きかねません。

過剰な誹謗中傷は炎上のきっかけになるので、見つけた時点で迅速に対応することが大切です。

TikTokで炎上したとき直ちにすべき対処法

もし実際にTikTokに投稿した動画が炎上してしまった場合、炎上の原因に応じてベストな対策を取ることが必要不可欠です。
以下では、TikTokの炎上に対して取るべき対処法5つをご紹介していくので、イメージダウンを最小限に抑えるためにも臨機応変に対応してくださいね。

TikTokや他SNSを停止する

炎上したときにすべき対応のひとつが、SNSの運用停止です。
炎上したアカウントの動向は、多くのユーザーの興味を引きます。

もし炎上後に投稿を継続すると、「反省していないのではないか」「変わらず投稿を続けるなんてどういう神経をしているんだ」といった集中攻撃を受ける恐れがあります。
しかし、反省していることをアピールするために暗い雰囲気の動画を投稿しても、本来のTikTok運用の目的とはズレてしまうので注意が必要です。

元通りの投稿に戻すタイミングも掴みにくくなり、結果としてTikTokの運用自体を諦めるといった結果にもなりかねません。

もしTikTokが炎上してしまったら、事態が収束するまで更新はストップさせましょう。
炎上が落ち着いた頃に再スタートさせることで、ユーザーからも受け入れてもらえる可能性が高くなります。

炎上の事実関係について把握する

もしもアカウントが炎上してしまったら、まずは事実関係を理解することが大切です。
炎上の原因となった動画の特定、理由の解明、炎上の規模の把握などを行い、次に取るべき対応について考えましょう。

TikTokで炎上するにあたって、動画に問題があるケースとユーザーに原因があるケースがあります。
動画の内容が不適切だった場合は、動画の削除やユーザーに対する謝罪などを行うといった流れが一般的です。

一方でユーザーに原因があるときは、ユーザー同士のコメントのやり取りで炎上に発展したり、悪質なユーザーがわざと炎上するように仕向けたりといったパターンが多くなっています。
該当アカウントのブロックや通報などの対応が必要なこともあるため、炎上の事実関係を確認して次の対策を取るようにしましょう。

投稿について謝罪する

もし不適切な投稿が原因で炎上してしまった場合は、素直に謝罪するのがおすすめです。
一度炎上して話題になってしまうと、多くのユーザーの注目の的となります。

問題から逃げたり言い訳をしたりすると更なる批判の対象となるので、責任を認めて真摯に謝罪することが大切です。

尚、謝罪するにあたって、何に対して謝罪しているのかを明確にしておきましょう。
炎上に対する謝罪投稿の中には、「ユーザーの皆様を怒らせてしまって申し訳ございません」というような言い回しをする企業も存在します。

しかし、根本的な問題に対する謝罪を行っていないため、「ユーザーをなだめるために謝っているようにしか見えない」「怒らせたことじゃなくて炎上の原因に対して謝罪をすべきじゃないの?」といった怒りに繋がってしまいます。
謝罪の際は何に対して謝っているのかをよく考え、火に油を注ぐ結果にならないように注意しましょう。

誹謗中傷から身を守る

アカウントや動画が炎上してしまった場合、誹謗中傷から身を守る方法について考えなければなりません。
炎上している個人や企業に対して、執拗に攻撃し続けるユーザーもたくさんいます。

中には関係者の氏名、住所、職場、学校名などを拡散する悪質なユーザーも存在するため、個人情報がインターネット上に公開され続けるリスクがあります。

企業アカウントが炎上した場合、誹謗中傷の矛先は企業だけでなく従業員にも向く可能性が高いです。
企業や従業員を誹謗中傷から守るためにも、悪質なユーザーは早い段階でブロックしておきましょう。
対応が遅れると誹謗中傷のコメント数なども増えるので、被害が大きくなりやすい点に注意が必要です。

尚、もしもブロック機能だけでは対処できないほど悪質な誹謗中傷を受けている場合は、弁護士などの専門家に相談するのがおすすめです。

炎上の対策を考える

TikTokで実際に炎上してしまったら、対策を練らなければなりません。
炎上の原因によってアカウントの運営停止、悪質なユーザーの特定・通報、謝罪などの対応が必須となりますが、状況を正確に把握して指示を出せる担当者を選出するのがおすすめです。

主軸となる担当者を選ばずに炎上対策のプランニングを行うと、対応が二転三転してしまう可能性があります。
状況の理解度が下がったり対応の一貫性が失われたりするので、担当者を中心として対策を取ることが大切です。

まとめ

TikTokを運用するにあたって、必ず炎上するリスクが伴います。
しかし、TikTokで炎上する原因や炎上を防ぐためのコツを把握しておくことで、安全な広報活動に繋がります。

もし実際に動画が炎上してしまったら、事態が悪化しないように迅速な対応を心掛けましょう。
TikTokの運用方法をマスターして、SNSマーケティング効果を最大限にアップさせてくださいね。
ユーザー分析やTikTokを運用する上で適切な対応や対策をおこなうことができるStar Creationまでご相談ください

記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
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