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TikTokが乗っ取りにあったときの確認方法は?乗っ取られたときの対処法も解説

乗っ取りログイン情報

TikTokが乗っ取られているか確認する方法3つ

TikTokの運用に伴って、第三者にアカウントが乗っ取られてしまうリスクが付きまといます。
ログイン情報が漏れることで乗っ取りの被害に遭うので、常に自身のアカウントへの不審なログイン形跡をチェックすることが大切です。

ここでは、TikTokが乗っ取られているか確認するための手順について詳しく解説していくので、状況をいち早く把握して安全にTikTokを利用してくださいね。

①プロフィールの三本線をタップ

TikTokが乗っ取られているか知りたい場合は、アプリの右下に表示されているプロフィール画面をタップしましょう。
その後、右上にある三本線を選択します。

②「設定とプライバシー」の中の「セキュリティ」を選択

三本線をタップすると、「設定とプライバシー」の項目が開きます。
「アカウント」「プライバシー」「インサイト」「ポケット」などの選択肢の中から、「セキュリティ」に進みます。

③あなたのデバイスをクリック

「セキュリティ」に入ったら、「あなたのデバイス」をタップします。

「デバイスの管理」が表示され、下部分に自身のTikTokアカウントにログインしたデバイスを確認できます。
操作に使っているデバイスは、「現在のデバイス」として1番上に出るのが一般的です。

その下にログイン記録としてほかのデバイス情報が記載されているので、自身に身に覚えのあるデバイスかどうかをチェックしましょう。
それぞれのデバイス情報には、TikTokアカウントにログインした日時が表記されています。
もし心当たりのないデバイスがある場合は、第三者によって不正アクセスされている可能性が高いので注意が必要です。

TikTokが乗っ取られるリスク

TikTokユーザーの中には、「TikTokを運用しているけど乗っ取られるとどんなリスクがあるのか分かっていない」「乗っ取りの危険性も十分に把握した上で使いたい」という方もいるのではないでしょうか?
TikTokが乗っ取られると、登録している個人情報が筒抜け状態になります。
自身の個人情報はもちろん、DMなどのやり取りがある場合はほかのフォロワーの個人情報が漏れる可能性も高いということを覚えておきましょう。

また、非公開設定の動画が公開されることによって、プライベートな情報の流失や企業キャンペーンなどに影響を及ぼす危険性も考えられます。
第三者が投稿済みの動画やアカウント自体の削除を行うケースも多く、時間をかけて制作した動画や獲得したフォロワーを失うことにもなりかねません。

さらに、ハッキングしたユーザーがなりすましによる詐欺を行ったり、誹謗中傷のDMやコメントを書き込んだり、周囲を巻き込む犯罪に発展する恐れもあります。
ソーシャルログインでTikTokアカウントを作っている場合は、紐づけているほかのSNSでも同様のトラブルが発生するので注意が必要です。
以下では、TikTokアカウントの乗っ取りによって起こり得るリスクについて深堀していきます。

個人情報が流出する

アカウントが乗っ取られることで、個人情報の流失といったトラブルに発展します。
TikTokのアカウントにログインすると、登録している電話番号、Eメールアドレス、生年月日、氏名などが表示されます。

アカウントを乗っ取ったユーザーに個人情報を知られてしまうため、ストーカー被害などに遭うリスクも高まるという点に注意しなければなりません。

また、アカウントの乗っ取りに遭うと、第三者がDMの内容などをチェックできる状態になります。
もし実生活でも繋がりのある友人や知人とDM上で個人情報をシェアしていた場合、DMを通して相手の住所、氏名、電話番号、LINEのID、職場、学校名などが漏洩する恐れがあります。

友人や知人の個人情報が悪用されてしまうため、周囲の人々を巻き込んでしまうということを覚えておきましょう。
尚、企業アカウントが乗っ取られた場合は、顧客の個人情報が流出することで企業イメージダウンや顧客の信頼を失う可能性が高くなります。

非公開動画が流出する

TikTokの乗っ取りによって、非公開動画が流出したというトラブルも発生しています。
非公開動画は、本来はフォロワーや自分自身のみが視聴できる設定になっています。

一部のユーザーのみを視聴対象としており、プライベートな内容の動画をシェアできる点がポイントです。

しかし、TikTokのアカウントが乗っ取られることで、動画の公開範囲などが第三者によって変更されてしまう可能性があります。
全員に公開する状態に変更されると、フォロワー以外の全てのユーザーが動画を視聴可能となります。

世界中のユーザーの目に触れるため、顔出ししている動画がある場合は身バレする危険性も高まる点に注意しましょう。
一度インターネット上に公開された動画は、例え自身が削除しても流出し続ける恐れがあります。

誰かの手によって動画が保存されていれば半永久的にアップロードされてしまうため、自分自身を守るためにも乗っ取りへの対策を徹底することが大切です。

尚、企業アカウントでは、キャンペーンなどに合わせて投稿する予定の非公開動画が早く投稿されるリスクがあります。
マーケティング効果ダウンや顧客の混乱に繋がるので、ブランドイメージを下げることにも繋がります。

動画やアカウントの削除

TikTokのアカウントが乗っ取られると、投稿している動画やアカウント自体が削除される危険性があります。
企業アカウントやインフルエンサーによるアカウントでは、動画による宣伝やキャンペーン案内なども頻繁に行われています。

動画の削除によって広報活動に支障が出てしまい、結果として収益率が下がる可能性が高いです。
顧客の満足度低下にも繋がり、フォロワー離れを招きやすくなります。

また、第三者によってアカウントが削除された場合、フォロワーとの繋がりが完全に途絶えてしまいます。
再度アカウントを作り直しても、スムーズに同程度の数のフォロワーを獲得できるとは限りません。

時間と労力をかけてゼロからフォロワーを増やしていく必要があり、収益化しているアカウントにとっては大きな経済的デメリットです。

犯罪や詐欺に使用される

アカウントの乗っ取りと聞いて、DMを使ったギフトカードの購入依頼を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
TikTokのアカウントがハッキングされると、なりすましによる詐欺などの犯罪に繋がります。

自身のフォロワーが巻き込まれる可能性も高く、アカウントの影響力によっては多くの被害者を生んでしまう点に注意しなければなりません。
特に企業アカウントの場合は、一般人と比べるとユーザーからの信頼度が厚いのが一般的です。

特典と引き換えに金銭を要求する、偽のキャンペーンへの登録、他コンテンツへの課金などを促されたユーザーが指示に従ってしまう恐れもあり、被害の規模も広がりやすくなっています。

また、自身のアカウントが犯罪に利用されることで、管理体制に関して非難を受けるケースも多くなっています。
炎上に発展するとTikTokの運用自体が難しくなるため、乗っ取りのリスクを十分に理解しておくことが大切です。

誹謗中傷のDMやコメントを書かれる

アカウントが乗っ取られるリスクに、第三者による誹謗中傷のDMやコメントの書き込みが挙げられます。
TikTokのアカウントを乗っ取る目的は、ハッキングするユーザーによってさまざまです。

ストーキング、個人情報の取得、悪用などが考えられますが、中には荒らし目的でアカウントを乗っ取る層も存在します。
他者への誹謗中傷やコメントは、アカウントを荒らす上で非常に手っ取り早い方法です。

無作為にユーザーやフォロワーを選んで、誹謗中傷のDMやコメントを書き込むだけでアカウントが炎上する確率が高くなります。
アカウントの本来の持ち主が事態に気付いたときには大きなトラブルに発展している可能性も高く、ほかのユーザーから非難される恐れもあります。
濡れ衣であることを証明することは非常に難しいので、長期的な炎上やイメージダウンに繋がる点に注意が必要です。

ソーシャルログインを使用している場合ほかのSNSにも影響

ソーシャルログインでTikTokアカウントを作っている方は、乗っ取りによってほかのSNSに被害がでる可能性があります。
ソーシャルログインとは、既に保有しているアカウントを基にTikTokアカウントを作成する技術のことです。

TikTokでは、主に以下のようなSNSとのソーシャルログインに対応しています。

  • X(旧Twitter)
  • Facebook
  • LINE
  • Apple
  • グーグル
  • カカオトーク

ソーシャルログインでは、1つのSNSアカウントにログインすることでTikTokへのアクセスも可能となります。
逆にTikTokからほかのSNSアカウントにも入れる仕組みになっており、ログインする手間を最小限に抑えられる点がメリットです。

しかし、TikTokのアカウントが乗っ取られてしまった場合、ソーシャルログインによってTikTokと紐づけているほかのSNSアカウントもハッキングされてしまいます。
被害が広がりやすくなるため、乗っ取りのリスクを把握した上でソーシャルログインシステムを使うか決めましょう。

ログインに関してお困りの方は下記の記事をぜひご覧ください。

TikTokの乗っ取り防止するためにすべきこと5つ

安全にTikTokを運用するには、常日頃から乗っ取り防止への対策を徹底することが重要です。
パスワードを定期的に変えるだけでもハッキングの予防に繋がるので、変更手順やパスワードの選び方のコツなどを把握しておく必要があります。

また、不審なログインの形跡がある場合は、運営への通報、デバイスの削除、ほかのSNSでの注意喚起も有効です。
危険性が高いときは新しくアカウントを作成することも視野に入れて、乗っ取りから自身やフォロワーを守るように意識しましょう。

以下では、TikTokの乗っ取り防止のためにすべきこと5つを詳しく説明していきます。

パスワードを変更

定期的にパスワードの変更を行うことで、TikTokのアカウントが乗っ取られる確率を下げられます。

パスワードは、ログインする上で必要不可欠な情報です
同じパスワードを使い続けている場合、知らない間に第三者がパスワードを入手している可能性があります。

パスワードが変わると第三者がログインする状況を回避できるので、頻繁にパスワードを再設定することが大切です。

パスワードを変更する際は、マイページの三本線から「アカウント管理」に進みます。

「パスワードを設定」をタップして、変更前のパスワードを入れた後に新しいパスワードを入力すればOKです。

尚、新しいパスワードを設定するにあたって、他者が連想しにくいものを選ぶ必要があります。
生年月日や名前などをベースとしたパスワードは、ハッキングする側が予測しやすくなっています。
自身の個人情報などと全く関係のない複雑なパスワードを選び、乗っ取りのリスクを最小限に抑えましょう。

運営に通報

「もしかしたらTikTokのアカウントが乗っ取られたかもしれない」「TikTokで身に覚えのないアクティビティを見つけた」という場合は、速やかに運営に通報するのがおすすめです。
通報機能を使うことで、運営側が事態の調査と対応を行います。

動画の削除や悪用などに対応してもらえる可能性が高いので、トラブルが大きくなるのを防ぐためにも運営に状況を報告しておきましょう。

TikTokでの通報のやり方は、プロフィールの三本線にある「設定とプライバシー」から「問題の報告」に進みます。

画面下に表示されている「報告を送信する」を選んで、「フィードバックを聞かせください」と記載されている欄に状況を書き込みます。

より詳細な情報を提供するためにも、乗っ取られたと思った理由、アクティビティの内容、時間帯などを記入することが大切です。
最後に「送信」をタップして、運営からの返信と対応を待ちましょう。

不審なデバイスの削除

TikTokの乗っ取り被害を防ぐためにも、不審なデバイスを見つけたら削除することが重要です。
アカウントへのログインに伴って、TikTokではログインしたデバイスを表示する機能が搭載されています。

もし自身のデバイス以外がログインしている記録がある場合は、その都度デバイスを消しておきましょう。

デバイスの削除は、まずプロフィールの右上にある三本線をタップします。
「設定とプライバシー」から「セキュリティ」に進み、「あなたのデバイス」を選ぶとログインした端末が表示されます。

知らないデバイスが含まれていたら、デバイスの詳細の右横にあるごみ箱のアイコンを押せば削除完了です。
尚、TikTokには不審なログインやアクティビティを通知で受け取れる設定もあるので、「こまめに確認するのが面倒くさい」「不審なデバイスのチェックを忘れてしまいそうで不安」という方は設定を済ませておくのがおすすめです。

ほかのSNSで注意喚起する

もしTikTokのアカウントが乗っ取られた可能性がある場合、すぐにほかのSNSを使って注意喚起しましょう。
アカウントの乗っ取りによって、フォロワーやほかのユーザーが詐欺や個人情報流失などの被害に遭う可能性があります。
周囲への影響を最小限にするためにも、安全なほかのSNSで乗っ取られた旨を報告することが大切です。

速い段階で注意喚起しておけば、フォロワーやユーザーが状況を把握しやすくなります。
第三者がDMなどでフォロワーやユーザーにアプローチしてもリアクションすることがないので、トラブルに巻き込まれるリスクを下げられます。
特に企業やインフルエンサーがTikTokアカウントを運用している場合、フォロワーの数も多くなりがちです。

犯罪のターゲットになる絶対数が多いということを意識して、いち早く情報説明と注意喚起するよう心掛けてくださいね。

新しくアカウントを作る

「誰かが自分のアカウントにログインした形跡がある」「乗っ取られるリスクを下げるために徹底的に対応したい」という場合、新たなアカウントを作成するという選択肢もあります。
例え第三者がTikTokアカウントのログイン情報を得たとしても、アカウント自体がなくなれば乗っ取られる心配もありません。
乗っ取られることで起こり得るリスクを回避できるので、不安要素がある際はアカウントの再作成も検討してみましょう。

ただし、アカウントを新しく作成する場合、元々のアカウントで獲得したフォロワーやエンゲージメント率を引き継ぐことは不可能です。
TikTokでの運用実績やフォロワー数なども全てリセットしてやり直すことになるため、納得した上で実行してくださいね。

複数のアカウントでログインする方法について下記にまとめておりますのでぜひご覧ください。

まとめ

TikTokの運用は、第三者にアカウントが乗っ取られるリスクを伴います。
自身が犯罪に巻き込まれる危険性があるのはもちろん、場合によってはフォロワーや周囲の人々からの信頼を失うことにも繋がるため、リスクマネジメントを徹底することが大切です。
TikTokアカウントが乗っ取られていないか定期的に確認し、不審なログイン情報などが残されている際は迅速に対応するよう心掛けましょう。

また、乗っ取られる可能性を下げるためにも、日頃から予防や対策を意識しなければなりません。
状況や危険度に応じて臨機応変に対応して、自分自身やフォロワーを守りながらTikTokを運用してくださいね。

運用に不安な気持ちがある方は、リスクマネジメントだけでなくSNS運用に精通したプロが運用代行するサービスも提供しているStar Creationまでお問い合わせください

記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
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