【2024年最新版】YouTube ショートとは?操作方法やTikTokとの違いを解説!
様々なジャンルの動画を無料で視聴することが出来る「YouTube」
2021年の調査で小学生がなりたい職業1位にYouTuberがランクインするなどまだまだ勢いがあるYouTubeですが、2021年7月にYouTubeの縦型動画を閲覧・投稿できるYouTubeの新しいサービス「YouTube ショート」が正式にリリースされました。
今回はYouTube ショートの特徴や同じ縦型動画のTikTokとどこが違うのかを、実際にショートムービーラボ編集部が使用した感想を元に解説・紹介していきます。
目次
YouTube ショートとは?
YouTube ショートはinstagramのリールやTikTokに並ぶ縦型動画です。
これまで映像を手軽に見れるSNSといえば「YouTube」でしたが、2021年8月にTikTokが月間平均視聴時間でYouTubeを超えました。(総再生時間ではYouTubeのほうが多い)
そのことより、世の中のニーズは横型の長尺動画ではなく、縦型で短尺動画に移り変わっていることがわかり、YouTubeが新たなユーザーを獲得するために縦型動画に参入しました。
縦型動画に需要が高まる理由
近年、日本や海外でも需要が高まり続けている縦型動画ですが、需要が高まっている理由は次の3つです。
- 片手で手軽に視聴出来る
- 縦型動画は横型動画に比べて画面占有率が3倍に上がる
- PCを持っていないZ世代の影響
片手で手軽に視聴出来る
横型動画ではユーザーがスマホを縦から横に持ち直す必要があります。
この行動は縦型動画が主流となった現代では、ユーザーの負担に繋がります。
そのためコンテンツがどれだけ面白くても動画の途中で離脱される可能性が高くなります。
しかし縦型動画の場合は、スマホを持ち直す必要もなく電車の中など限られたスペースでもスムーズに視聴することができます。
また縦型動画は横型動画と違い興味のない動画をスクロールで飛ばし、次々と動画が出てくるスタイルのため、ユーザーが回遊しやすく離脱に繋がりにくい仕組みになっています。
縦型動画は横型動画に比べて画面占有率が3倍に上がる
横型動画の場合は、画面の下か横のタイムラインに次の動画の候補が並んでいますが、縦型動画には他の動画が表示されず画面一杯に動画が表示されるため、動画にインパクトや没入感が出てよりユーザーを引き込みやすくなっています。
PCを持っていないZ世代の影響
Z世代(1990年後半から2000年代生まれの世代)と呼ばれる若年層はインターネット利用をスマートフォンで全てを完結させる場合がほとんどです。
下記の参考記事では中学生の5割、高校生の9割がスマホ所有しているため、PCでなくともインターネットに触れることができる点が挙げられています。
そのため横で見るユーザーよりも縦で見るユーザーの方が多く、縦型動画の需要が高くなっています。
参考記事:中学生の5割、高校生の9割がスマホ保有 : 保護者が連絡手段を確保するため?
1分以上のYouTubeショート動画について
YoTubeのショート動画は、短時間で情報を伝えることが求められる現代において、有効なコンテンツ発信の形です。特に、1分以上の動画には特有の可能性があり、これを理解することがマーケティング戦略において重要になります。長めのショート動画では、より詳細なストーリーテリングや深い情報提供が可能になり、視聴者に強い印象を残すことができます。また、この制限を活かすことで、ブランドのメッセージを効果的に伝えることも可能です。
1分以上のYouTubeショート動画がもたらすメリット
1分以上のYouTube ショート動画は、多くのメリットがあります。まず、長めの動画では、物語をより詳細に展開することが可能です。これにより、ブランドや製品の背景に深く入り込み、視聴者とのつながりを強化することができます。
また、より多くの情報を含めることが可能であり、視聴者に対して製品やブランドに対する教育的なコンテンツも提供することもできます。1分以上のYouTubeショート動画は、特に新しい製品やサービスの紹介、カスタマーストーリーの発信などに適しています。
YouTubeショート動画の最適な投稿時間
YouTubeのショート動画の最適な投稿時間は、一般的に夕刻から夜にかけてとされています。しかし、ターゲットとする視聴者層によって最適な時間は異なるため、自社の視聴者データを分析することが重要です。また、定期的に投稿することで視聴者の期待を作り、定期的な視聴習慣を育てることも効果的です。さらに、特定のイベントや季節に合わせた投稿も、関連性の高い視聴者を引き付ける良い方法です。
YouTube ショートの特徴
YouTube ショートの特徴は次の4つです。
- 1分〜3分ほどの短い動画でファンを獲得できる
- 編集から投稿までをスマホ1つで完結出来る
- YouTubeに上がっているサウンドや音楽を使うことができる
- チャレンジに参加すると知名度を飛躍的に高められる
1分〜3分ほどの短い動画でファンを獲得できる
YouTube ショートでは、1分〜最大3分の動画を投稿が可能です。
この短い時間でユーザーにインパクトを上手く与えることができるとファンも付きやすくなります。
下記の記事はTikTokの記事ではありますが、インパクトの与え方はという点では、とても参考になる記事ですのでぜひ参考にしてみて下さい。
編集から投稿までをスマホ1つで完結できる
YouTube ショートでは高価な動画編集ソフトを購入しなくても、スマホのアプリ「cap cut」や「iMovie」だけでもクオリティの高い動画を制作できます。
またYouTube ショートは動画編集アプリを入れなくてもYouTube上で編集が可能なのでYouTube ショート1つで撮影から投稿までを完結させることができます。
YouTubeに上がっているサウンドや音楽を使うことができる
YouTube ショートではYouTubeに上がっている音楽やサウンドを使うことができます。
そのため、自分で音源を用意せずに好きな音源を使用することが可能です。
チャレンジに参加すると知名度を飛躍的に高められる
チャレンジとはYouTube ショート内での「ハッシュタグチャレンジ」です。
このチャレンジでは、指定された楽曲や音源を使い動画を制作して、参加することでチャンネルの知名度を爆発的に伸ばせる可能性があります。
YouTube ショートとTikTokとの違い
YouTube ショートとTikTokとの違いとしては次の3つが挙げられます。
- 自身のYouTubeのチャンネル登録に繋げやすい
- YouTube ショートだけでも収益化が可能
- ユーザー層の違い
広告収入が得られる
YouTube ショートはInstagramやTikTokなど他のプラットフォームと違い、(条件がありますが)広告収入を得ることが可能です。
再生時間が長くなるほど得られる広告収入が多くなるため、ショート動画を活用することで、ファンを増やしチャンネル登録につなげ、長尺動画を視聴してもらうことに繋げて、さらなる収益化に繋げることもできるでしょう。
YouTube ショートだけでも収益化が可能
YouTube ショートは、TikTok・Instagramリールとは違い、ショート動画だけでも収益化が可能になりました。下記の参考記事によりますと、2021年5月12日に1億ドル(約109億円)のファンドを創設しました。
最もエンゲージメントの高いコンテンツを獲得したときに、その報酬を支払うというシステムのため、長尺のYouTubeのように、ある一定のラインをクリアすると全員に報酬が配られるわけではありませんが、YouTube ショートだけでも収益を獲得できることができます。
ユーザー層の違い
YouTube ショートとTikTokでは利用者の年齢層に大きな違いがあります。
TikTokは基本的に若年層にユーザーの利用が集中しており、10代の60%近くの人が利用しているのに対し、YouTubeは10代〜40代の約90%が利用しています。
このことからもTikTokでは10代を中心に若年層から支持されているのに対して、YouTubeは利用者の年齢層が幅広いことが分かります。
YouTube ショートの撮影方法
YouTube ショートの撮影方法を解説します。
撮影手順は次の7つです。
- YouTubeを開く
- メニューバーからショートのタブをタップする
- 右上のカメラマークをタップ
- サウンド追加
- 撮影
- 編集
- 投稿
1.YouTubeを開く
1.YouTubeのアプリを起動させます。
2.メニューバーからショートのタブをタップする
2.メニューバーからショートタブをタップします。
3.右上のカメラマークをタップ
3.右上のカメラマークをタップします。
4.楽曲・サウンド追加
①画面上のサウンド追加をタップします。
②動画に使用したい楽曲・サウンドを追加します。
5.撮影
①画面下部分の赤丸をタップすると撮影ができます。
②上記の画像のようになっていると撮影中です。
撮影は、撮影機能を使い撮影をします。
撮影機能は後ほど詳しく解説します。
6.編集
6.動画の長さやスピードなど細かい部分を編集します。
7.投稿
①編集が完了したら、画面下の「完了」ボタンをタップします。
②最後にタイトルなどを決めて投稿ボタンをタップすると投稿完了です。
投稿画面から「公開」ボタンをタップします。
公開、限定公開、非公開の3つがあるので公開したい範囲を決めて選択しましょう。
視聴者を選択する方法
投稿画面から「視聴者を選択」ボタンをタップします。
子供向けかどうか、18歳以下の視聴を制限するかを決めることができます。
1分以上のYouTubeショート動画で成功するポイント
YouTube ショートの1分以上の動画は、視聴者の注意を引き、関与を深めることができます。成功の鍵は、ストーリーテリングの力と、クリエイティブの活用にあります。情報を簡潔に伝えつつも、視聴者を引き込むための魅力的な要素を組み込むことが重要です。ここでは、これらのポイントに焦点を当てて詳しく見ていきましょう。
効果的なストーリーテリング
効果的なストーリーテリングは、YouTubeショート動画で成功する上で欠かせません。1分以上の動画では、短いながらも物語を展開し、視聴者を感情的に引き込むことが可能です。物語は、ブランドの価値観やメッセージを伝えるための強力な手段となります。また、物語を通じて製品やサービスの利用例を紹介することで、視聴者に具体的なイメージを与え、興味を喚起することができます。感情的な要素やユーモアを取り入れることも、視聴者の関心を維持するための効果的な方法です。
YouTubeショート動画でのクリエイティブな訴求
YouTube ショートでのクリエイティブな訴求は、単に情報を伝える以上の価値を提供します。この短いフォーマット内で、視聴者の興味を惹きつけ、記憶に残るメッセージを伝えるには、独特のアプローチが必要です。ここでは、どのようなクリエイティブな訴求を行えばいいかの具体例を示します。
感情に訴えるコンテンツ: 視聴者の感情に直接訴えるストーリーは、強い印象を残します。例えば、感動的な人間ドラマ、ユーモアな内容、またはサスペンス要素を含むストーリーが効果的です。
インタラクティブ性の導入: 視聴者が動画に積極的に参加できるような要素を取り入れることで、エンゲージメントを高めます。例えば、視聴者が次の展開を予想するようなクイズ形式の動画や、コメントを通じて意見を求めるようなインタラクティブなコンテンツです。
ビジュアルと音響の活用: 視覚的な驚きや音響効果を活用することで、視聴者の注意を引きつけることができます。特殊効果、アニメーション、斬新なカメラワーク、音楽やサウンドエフェクトの創造的な利用などが含まれます。
トレンドの反映: 現代のトレンド反映したコンテンツは、特に若年層の視聴者にとって魅力的です。流行している音楽、スタイルを取り入れることで、タイムリーかつ関連性のあるコンテンツを作成することができます。
教育的価値の提供: 視聴者に新しい知識やスキルを提供する動画は、価値あるエンゲージメントを生み出す可能性があります。例えば、知ってそうで知らない内容、面白い事実、役立つライフハックなどがこれに該当します。
これらのクリエイティブな訴求方法を用いることで、YouTube ショート動画はただの情報伝達手段を超え、視聴者に深い印象を残すコンテンツとなります。ブランドやクリエイターは、これらの方法を活用することで、視聴者との強い結びつきを築き、独自のコンテンツを生み出すことができるでしょう。
撮影機能の解説
YouTube ショートの撮影機能を解説します。
撮影手順は次の8つです。
- 切り替え
- 速度
- タイマー
- フィルター
- レタッチ
- グリーンスクリーン
- 位置合わせ
- フラッシュ
- カット
切り替え
インカメラ・アウトカメラどちらを使用するかを設定できます。
速度
撮影機能は0.3~3倍速で撮影ができます。
タイマー
カウントダウンタイマーは3~20秒噛んで調整できます。
フィルター
フィルターを使い動画の外見を綺麗に演出することができます。
レタッチ
レタッチを使い、画像のカラー補正、汚れ除去をすることができます
グリーンスクリーン
グリーンスクリーンでは、背景画面を動画や写真に置き換えることができます。
位置合わせ
位置合わせ使うと、最後に映し出した画像を背景画像に反映され、次の動画との位置を合わせることができます。
フラッシュ
フラッシュ機能では、撮影時にスマホから照明を出すことができます。
カット
コマ撮りした動画を好きなタイミングまで短くできます。(最低でも1秒まで)
まとめ
ここまでYouTube ショートについて特徴や操作方法、TikTokとの違いを紹介してきました。
YouTube ショートは今後すべてのプラットフォームの入り口に繋がる媒体になると考えられています。
つまりショートムービーでユーザーからの「認知」を取り、自社のECサイトやLiveの投げ銭、PR案件、横型の長尺動画などに誘導して収益を確保する流れが王道ルートとなるということです。
これは、YouTube ショートに限らず、Instagramリール、TikTokにも同じことが当てはまります。
もちろん、先ほど紹介したようにYouTube ショートだけでも収益化は可能ですが、投稿者に入る金額は少ないという懸念があります。
YouTube ショートだけで収益を得るより、ショート動画を「認知」の入り口として他のプラットフォームに誘導する方法が、効率的に収益を獲得できる可能性が高くなります。
YouTube ショートは正式にリリースされて1年弱ほどしか経っていませんが、今後アップデートなどで収益面や認知力が拡大すると、さらに多くの企業やインフルエンサーが流れてくる可能性があります。
そのため「YouTube ショート」を認知を成功させるには、確かなコンセプトに沿ったビジネス戦略が求められます。
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