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ショート動画競争の激化 ショートドラマが各プラットフォームで人気に

ショートムービーショートドラマ

最近、動画配信プラットフォーム間でショートドラマの競争が激化しています。

ショートドラマは長編ドラマに比べて手軽に視聴できるため、忙しい現代人にとっても親しみやすいコンテンツとなっています。
多様な作品が制作されるため、好みや気分に合わせたコンテンツを選ぶことができるという利点もあります。

本記事では、ショートドラマが人気の理由や各プラットフォームの取り組みについて詳しく解説します。

ショートドラマが人気

ショートドラマが人気の理由についてはいくつか考えられます。

  1. 長時間のドラマに比べて、ショートドラマにはストーリーの要素が凝縮されている
  2. 視聴者は短時間でストーリーを楽しむことができ、時間がない人たちに親しまれやすい
  3. 配信プラットフォームでの配信が主流であり手軽に視聴できる
  4. 移動中や休憩時間などのちょっとした時間に視聴することができる

そして、ショートドラマは以下を満たすハイクオリティな作品が多く存在します。

  • 心を揺さぶるストーリーや演出
  • ハイレベルな映像や音楽、演技、脚本、撮影
  • 配信プラットフォームのサポート

以上のような要素が合わさって、ショートドラマが人気となっています。

各プラットフォームの取り組み

ショートドラマの人気が高まる中、各プラットフォームも積極的にショートドラマの配信に力を入れています。
以下では、代表的なプラットフォームであるYouTube、TikTok、Netflix、Amazon Prime Videoの各社の取り組みを見ていきます。

YouTube

まず、YouTubeは、広告主からの反響もあって、ショート動画制作者向けのプログラム「YouTube Shorts Fund」を発表しました。
このプログラムでは、配信されたショート動画の再生回数に応じて、制作者に対して報酬が支払われるという仕組みです。
ショートドラマ制作者が動画の品質向上に専念できるようになり、さらなるコンテンツの充実が期待されます。

TikTok

次に、TikTokは、ショートドラマ制作者向けの「TikTok Creative Fund」を設立し、ショートドラマ制作のサポートを開始しました。
また、TikTokは、独自のアルゴリズムによって、配信するショートドラマの品質や再生回数を最適化しています。
これにより、ショートドラマ制作者は、より多くの人々に作品を届けることができます。

NetflixやAmazon Prime Video

NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスは、従来からドラマ作品を配信してきましたが、最近ではショートドラマも積極的に配信しています。
特にNetflixは、全世界に展開する配信網を生かして、世界中のショートドラマ作品を配信しています。
また、Amazon Prime Videoは、オリジナルショートドラマ作品の製作にも力を入れており、独自のコンテンツを展開することで、競争力を高めています。

以上のように、各プラットフォームは、ショートドラマの人気に合わせて積極的に取り組んでいます。
ショートドラマ制作者にとって、より多くの機会が生まれ、視聴者にとっても、多様なコンテンツが楽しめる環境が整備されているといえるでしょう。

TikTokでの事例を紹介

ここからは実際にTikTokにおけるショートドラマの事例を紹介します。

日本人がカンヌで表彰!「#TikTokShortFilm コンペティション」

本木真武太さんは、ティックトックが開催した「#TikTokShortFilmコンペティション」でグランプリを受賞し、第75回カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとして表彰式に参加しました。本木さんは長野県出身で東京を拠点に活動しています。

彼の作品「木って切っていいの?」は、44の国と地域から参加した多くのクリエイターの中から選出されました。

受賞作品「木って切っていいの?」

@lang_pictures #TikTokShortFilm #桶職人 #鉋 #職人技 #伝統工芸 #ショートムービー ♬ オリジナル楽曲 – LANG PICTURES


インタビューでは、彼が映画監督を目指したきっかけや、今回の作品のテーマについて語られています。

彼は、カナダで観た映画「アルマゲドン」がきっかけで映画監督を目指すようになり、今回の作品のテーマである「桶職人」は、友人のおじいさんが本物の桶職人であり、その技術に感動したことがきっかけでした。

「#ショートフィルム」で縦型短編の新作映画も投稿

TikTokは、縦型短編映画・ドラマクリエイターを支援し、映画やドラマの新たな表現手法を模索するために、ハッシュタグチャレンジ「#ショートフィルム」を開催しました。

2022年11月1日から2023年1月31日にかけて行われ、開催期間中の動画投稿で条件を満たしたクリエイターから、再生回数や質の高さ、独創性を総合的に鑑みて複数の優秀投稿者を選出し、優秀投稿者には制作支援金として15万円が支給されました。

キャンペーンアンバサダーには、映画監督である上田慎一郎氏が就任し、上田監督自身もTikTokアカウントを開設し、縦型短編の新作映画を制作しました。
制作された作品は2022年11月28日〜30日にかけて投稿され大きな反響を呼びました。

まとめ

ショートドラマの人気には、スマートフォンの普及による視聴環境の変化が大きく影響しています。
クリエイターがより多様な表現方法を考え、プラットフォームも新しい取り組みを積極的に取り入れていくことでより人気が加速するでしょう。
一方で、視聴者もショートドラマの魅力を享受するだけでなく、自分自身で制作することで、より深い楽しみ方を発見することができるかもしれません。

記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
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