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TikTokトレンドの歴史!これまでのバズ動画で振り返る

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今夏、TikTokが日本でサービスを開始してから6年を迎えます。
昨年には「#TikTok5周年」のセレブレーションイベントが開催されるなど、まだまだ人気の衰えないTikTok。
本記事では、そんなTikTokの始まりや2018年から2023年にかけて流行った動画、トレンドについて紹介していきます。

TikTokとは

TikTokは若い世代に人気があるショート動画を投稿するアプリです。
ByteDance社が2016年にリリースしたショート動画アプリ「抖音(Douyin)」の国際版として2017年にリリースされ、リップシンクなどで人気を博していた中国発のショート動画アプリ「Musical.ly」を買収し統合することで、現在のTikTokになりました。

ダウンロード数

Sensor Tower Store Intelligenceの推定によれば、全世界で20億回以上ダウンロードされ(App StoreとGoogle Play Storeの累計)、2020年にはTikTokが世界でもっともダウンロードされたモバイルアプリになりました。

参考記事

MAU数

TikTokの月間アクティブユーザー数(MAU)はわずか4年で10億人を超えました(2021年9月時点)。

TikTokの競合となるSNSが10億を超えるまでにかかった日数を比較すると、TIkTokがどれほどのスピードでユーザーの間に浸透したかがわかります。

  • Facebook 8年 (2004~2012)
  • Instagram 8年 (2010~2018)
  • YouTube 8年 (2005~2013)

TikTokがなぜ人気なのか

特に若者に人気沸騰中のTikTokですが、なぜここまで人気になることができたのか下記にまとめました。

  • 簡単かつ手軽な動画の撮影・編集・加工
  • エフェクトで豊富な表現が可能
  • いつでも気軽に見れる
  • 承認欲求・発信欲求を満たせる
  • アルゴリズムでユーザー傾向にマッチするフィードを生成

TikTokは、高価なパソコンやカメラを用いずスマートフォン1つで完結するため、どんな人でも手軽に動画を作成できる点が魅力です。
動画が短いため、今流行りの楽曲や好きなインフルエンサーの動画を手軽に楽しむことができます。

手軽に動画投稿ができ、フォロワーが少ない場合でも投稿がユーザーの目に触れやすいというアルゴリズムの特性が、現在でも新たなインフルエンサーを次々と生み出し、TikTokの人気を加速させています。

またTikTokでインフルエンサーを起用した広告やPRを行う企業も増えており、広告メディアとしても注目を集めています。

2018年~2022年のTikTokトレンド

これまでTikTokで流行った動画のトレンドを紹介していきます。

2018年

TikTokは女子高生や女子大学生を中心に大流行し、芸能人などのインフルエンサーも利用したことから、2018年の流行語大賞にもノミネートされました。
音楽とダンスをかけあわせた動画が多く投稿され、倖田來未の『め組のひと』や、DA PUMPの『U.S.A.』などのヒット曲も生まれました。

@sonymusicjp #鈴木雅之#め組のひと 」第72回#紅白歌合戦 での特別ver歌唱が決定❗️🕺原曲フルはサブスクでチェックしてみてね🎧👯‍♀️#ラッツアンドスター #おすすめ曲 ♬ Me Gumino Hito – Rats & Star

@dapump_official DA PUMPです!「U.S.A.」みんな踊ってね! #いいねdance #いいねダンス #一生パリピ ♬ U.S.A. #1 – DA PUMP

2019年

岡崎体育さんの「なにやってもあかんわ」が年間ランキング1位に選ばれました。
2位にはシンガーソングライターのしまもの「YOU」が選ばれるなど、もともと知名度のないアーティストでもTikTokでのバズをきっかけに人気を獲得できるようになり、新人アーティスト発掘の場としても注目されるようになりました。

@ysd.kurochan なにやってもあかんのん?#おすすめにのりたい #tiktok夏祭り#ボルダリング #壁 #クロちゃん #努力は必ず報われる ♬ Nanioyattemoakanwa – okazakitaiiku

@shimamonx オリジナル曲「YOU」ぜひみんな使ってね⭐️ #mvモード #歌うま ♬ YOU – しまも

2020年

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛に伴い、これまで以上にTikTokの需要が高まりました。
瑛人の「香水」がTikTokをきっかけに人気となりその年の紅白歌合戦にも出場するなど、トレンドの発信源としてのちいを確立しました。
また、ハッシュタグで過去の写真を現在の成長した姿で再現する「#時を戻そう」や「#きゅんです」など多くの流行語が生まれました。

@eito_official #瑛人#香水#座る#シロティー ♬ オリジナル楽曲 – 瑛人 – 瑛人_official

@kageihina

きゅんです!

♬ きゅんです – ひらめ

2021年

日経トレンディが選んだ2021年ベスト商品で「TikTok売れ」というキーワードが1位に選ばれました。
特に「#地球グミ」は、地球の形を模した「トローリ プラネットグミ」という商品で、同ハッシュタグがついた動画は総再生回数が7億回以上、実際のセールスにも繋がりTikTok売れを巻き起こしました。

また、ハッシュタグを活用してユーザーに動画を投稿してもらう「#ハッシュタグチャレンジ」は、多くのUGCが生まれ、それがユーザーに伝播することで話題に。
2021年は「#卒アルお父さん」「#写り込みチャレンジ」「#ヨワネハキ」「#モテすぎて草誘ってて森」「#モテすぎて草誘ってて森」など多くの人気チャレンジが生まれました。

@saki_ohga プチって楽しかった笑 #地球グミ ♬ オリジナル楽曲 – 大賀咲希

@localcampione そういやさ、俺らグループはもちろんやけど、個人の名前も知ってる?🥰知ってるよね?🥰夏に向けて薄っぺらい人間じゃなくて、俺らはムキムキ人間目指すよー❤️‍🔥😆 #そういやさチャレンジ #ローカルカンピオーネ #ヨワネハキ #maisondes #和ぬか #asmi ♬ Yowanehaki – MAISONdes

2022年

2021年までの穏やかな振り付けから、一転して頭を振ったり激しい動きに切り替わる動画や、大人数でポーズを決めながら行進する動画などが人気に。
楽曲では、24年前にリリースされた「愛のしるし」がTikTok投稿から再注目されリバイバルヒットするなど、有名アーティストだけでなく、新進アーティストやブレイクスルーアーティストなど多様な楽曲が話題になりました。
また、レシピ、美容法、健康法、ライフハックなど、様々なお役立ち動画が多くの人に再生され人気でした。

@tsubasamasuwaka1013 今日のメイク🌸🌸#makeup#メイク#ヨウジヤマモト #yohjiyamamoto #fashionweek #candydoll#dollywink#ピンクメイク#ピンクヘア#pinkhair #bambi #カラコン ♬ Light Switch – Charlie Puth

@gizmodojapan PDFならどんな環境で開いても崩れにくい。詳しくは「Acrobat」で検索してアドビのホームページをご覧ください! #PR #ギズモード #ギズモードリチャード #AdobeAcrobat #仕事ができるってこういうこと ♬ オリジナル楽曲 – ギズモード・ジャパン

現在の流行は?

現在TikTokでは、チャレンジ部門「#うちゅくしい」ミュージック部門「If We Ever Broke Up」グルメ部門「暗殺者のパスタ」ヒットアイテム部門「TIRTIRクッションファンデ」話題部門「ウェンズデー」と音楽やダンスに限らずいろいろな様々なジャンルでトレンドを生み出しています。
もはや生活の一部と言っていいほど世代を超えて多くの人に活用されています。

参考記事

まとめ

今回は、TikTokの変遷やトレンドについて説明しました。
音楽やダンス動画から始まったTikTokがエンタメやコマースなどにも影響を広げていることがわかりました。
ユーザーがまだまだ増え続けている中で、今後どういうものが流行るのかとても楽しみですね。
これからのTikTokからも目が離せません。

記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
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