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TikTokで採用活動!?TikTokで採用活動をするメリットと事例を解説

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TikTokを使って採用はできるのでしょうか?
就活生の80%以上の人が「TikTok」がきっかけで企業に興味を持ち、その内の60%が実際に応募したというデータがあるように、TikTokは就活生に企業のPR活動やイメージなどを伝えていく有効な手段と言えます。

参考記事:Z世代の就活生の80.2%が、「TikTok」がきっかけで企業に興味を持った経験あり そのうち66.2%は、実際にエントリーも

本記事ではなぜTikTokが採用に活用されるようになった理由や、企業アカウントをバズらせる具体的なポイントを紹介していきます。

TikTokが注目されている理由

TikTokは簡単な操作で15秒〜最大1分まで動画を作り、投稿できるSNSです。
TikTokが採用に適している理由は2つです。

  • Z世代の台頭
  • アクセスされたドメインがGoogleを超える

Z世代の台頭

現在の10〜20代の多くは「Z世代」と呼ばれ、いわゆる「デジタル・ネイティブ」であることが特徴と言えるでしょう。
インターネットなどのテクノロジーが普及してから生まれた世代なので、日常的にスマホやSNSに触れる機会が多く、他者とのコミニュケーションをSNS上で行うのが当たり前の世代です。

TikTokはZ世代を中心に絶大な人気があり、下記のグラフの通り、利用率も10代では57.7%と今の大学1年生〜2年生の利用率も高いとみられ、今後就職活動を控えている学生をターゲットにした情報発信ができることが強みです。

参考記事:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

アクセスされたドメインがGoogleを超える

大手インターネットインフラサービス会社Cloudflareが2021年のトラフィックランキングを発表、この調査によるとTikTokはGoogleをアクセス数で上回り1位になりました。

これには大きく2つの理由が挙げられます。

  • 新型コロナウイルス感染症の影響でお家時間が増えた
  • TikTokから人気になった飲食・音楽・美容などのトレンドが多い

TikTokから人気になった飲食・音楽・美容などのトレンドが多い

飲食・音楽・美容のジャンルはトレンドの移り変わりが早く、ユーザーは常に最新の製品を求めているため、TikTokのように早くトレンドが変わるプラットフォームとの相性が非常に良いです。

参考記事:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

TikTokとTwitterの組み合わせで拡散力拡大を狙える

TikTokには、ほかのSNSに動画を共有できる機能があります。
拡散力の高いTwitterと組み合わせて使うことでさらに拡散や認知を拡大させることができるでしょう。
Twitterの利用率は10代で69.0%、20代が69.7%とZ世代の70%近くがTwitterを利用しており、情報拡散や認知の向上を狙うには最適な組み合わせです。

参考記事:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書

SNSを活用していない企業はどう思われている?

下記の記事によると、企業のTikTokやSNSのアカウントは若い人にとって、コーポレートサイトのように企業の信用証明になっており、アカウントが無い場合は実際に存在する企業かを怪しまれることもあるほど、いまやSNSアカウントの存在はコーポレートサイトに匹敵する重要な存在だと言えます。

参考記事:TikTokで採用を実現!社員平均年齢は50代、警備会社の「TikTokのトレンドに合わせる」したたかな戦略<大京警備保障株式会社インタビュー>

その他にも気になった企業にSNSアカウントが無いときは応募をやめてしまうなど、SNSのアカウントが無い、運用してないは、就職活動をしている若い世代には、マイナスに映りやすいと考えられます。

企業がTikTokで採用を行うメリット

企業がTikTokで採用活動を行うメリットは主に3つ挙げられます。

  • コストがかからない
  • 認知力を圧倒的に高められる
  • 情報を短く、密度高く伝えれる

コストがかからない

一般的なネットや紙媒体の求人だと、掲載料や上位表示表示させるために追加で費用がかかるなど、莫大な費用が掛かります。
2020年の調査では、新卒採用における採用単価の平均は93.6万円とかなりコストが掛かっていることが分かっています。

参考記事:新卒採用・中途採用の採用単価とは?コストの抑え方と費用対効果の高め方
少子化・人手不足や働き方改革などの影響で売り手市場になっていることが、採用コストが上昇傾向にある原因と考えられています。

また、今後も新卒採用単価はますます高くなると予想されており、基本無料で使用することができるSNSを活用した採用は、採用コストの削減も期待できることから注目されています。

認知力を圧倒的に高められる

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス博士は人間はテキスト情報の記憶力を、20分で42%を忘れ、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れてしまう研究結果を発表しました。
このことからもテキストだけの情報のほとんどが1日が経ってしまうとほとんど記憶に残らないことがわかりました。

しかし、テキスト情報だけでなく音声や映像を組み合わせると記憶定着率が20%〜最大で75%まで上昇するようです。
下図のとおり、「Lecture(レクチャー)」や「Reading(リーディング)」では記憶定着率が5〜10%なのに対し「Audio-Visual(オーディオビジュアル)」を視聴した場合は、記憶定着率が20%まで向上します。
また下の階層にある、「Practice(プラクティス):練習」までいくと記憶定着率が75%まで跳ね上がります

参考記事:動画は「記事コンテンツの2倍」記憶に残る――忘れられない企画の「3つの要素」

TikTokにはmeme(ミーム)と呼ばれる、誰かが投稿した動画を模倣した投稿が拡がっていく現象があり、ラーニングピラミッドの「Practice(プラクティス):練習」とは相性が良く、TikTok特有の拡散力と今紹介したラーニングピラミッドの考え方を合わせることで、より認知力を高められることができるでしょう。

情報を短く、密度高く伝えれる

Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると、1分間の動画は一般的なWEBページの約3600ページ分の情報に相当するので、TikTok動画であれば伝えたい情報を長い文章を読むのが億劫な人にも短く効果的に伝えることができます。

また映像で自社の発信をすることで社内のリアルな雰囲気を映し出すことが可能になり、求職者と企業とのミスマッチを未然に防ぎ、社風に合った人材を採用しやすくなります。
加えて、育成費用の損失回避や早期退職の回避も見込めるでしょう。

今後TikTokで収益化できる可能性がある

2022年5月4日にTikTokはクリエイターに収益を分配する新広告サービス「TikTok Pulse」を発表しました。

まずは今年の6月頃から米国で試験的に実装される予定で、フォロワーが10万人以上のクリエイターなどが対象となります。「TikTok Pulse」を簡単に説明すると「広告収入」が得られるサービスです。
現在TikTokでは、YouTubeのように広告収入を得ることができませんが、今から自社でTikTokの運用を行いフォロワーを増やしておくと、「TikTok Pulse」が日本に導入された際に収益化できる可能性があります。

参考記事:TikTok、クリエイターに収益分配の新広告サービス「Pulse」

企業がTikTokで採用を行うデメリット

企業がTikTokで採用活動を行うデメリットは2つ挙げられます。

  • ユーザーの匿名性が高い
  • 効果が出るまで時間がかかる

ユーザーの匿名性が高い

TikTokはFacebookと違い実名登録が義務付けられておらず、ユーザーが好きな名前で登録できるため、実名などの個人情報取得となると、Facebookなどのツールと比べ難しいいことが、TikTokから採用を行う上でのデメリットの1つです。
そのため、TikTokから募集、エントリーに繋げるには、TikTokアカウントに自社のコーポレートサイトのリンクを貼り付けそこに誘導するなど見せ方がポイントです。

効果が出るまで時間がかかる

TikTokに限らず、一般的にSNSマーケティングは一朝一夕では成果は上がりません。
成果を上げるためには長期的な運用を行う必要がありますが、そのぶん自社のリソースを多く消費してしまいます。

また投稿した動画に対するユーザーの反応から動画のクリエイティブを変えるなど、PDCAを回し続ける必要があります。
TikTokマーケティングでは、すぐには目標を達成できないことを理解しておくことが重要です。

企業アカウントをバズらせる具体的なポイント

トレンドに沿った動画を作る

TikTokでは下記2つのトレンドが特に重要です。

  • 音源
  • ハッシュタグ

音源

TikTokは若い世代の利用が多いため、トレンド音源は入れ替わりが激しく、早い時には一週間で入れ替わります。トレンドの音源が今どれなのかを把握する為に常にチェックするようにしましょう。
TikTok内で使用率が高い音源はトレンドである可能性が高いので、なるべく使用率の高い音源を選ぶことがポイントです。

ハッシュタグ

ハッシュタグも音源同様にトレンドがあります。
トレンドのハッシュタグを使用することで動画を閲覧してくれるユーザーが増え、再生回数増加や自社に興味を持ってくれる人へリーチできる可能性が高くなります。

インサイトを見て分析

TikTokインサイトでは次の項目が見られます。

  • アカウント全体のアクセス
  • 動画ごとのアクセス

全体のアクセスと動画ごとのデータを確認して分析することで、フォロワー数増加、再生数向上を狙う気づきが得られるかもしれません。

最初の3秒が最も重要

下記の参考記事で紹介されているso easyさんが、動画作りに最も力を入れているのが、冒頭の3秒です。
TikTokにはユーザーが動画を次々にスワイプして回遊する特徴があり、動画の冒頭でユーザーにインパクトを与え滞在率を高めることが狙いです。
またTikTokのユーザーは約3秒程で動画をスワイプするかしないかを判断しているとも言われています。

参考記事:「最初の3秒は命です」42万フォロワーの生活系アカウント“so easy”が語る、企業が本気でTikTokに取り組む意義

見てる人の目を動かさないように動画を撮影・撮影

人間の集中力が低下する理由は次の3つです。

  • 気が散る環境
  • やることが多い
  • 身体的・精神的な不調

TikTokでは、1つ目の「気が散る環境」にならないようにコンテンツを作成する必要があります。
TikTokは限られた時間でしか情報を発信できないので、テロップや映したい動画を画角を決めたらそこから動かさないように撮影、編集して「ここを重点的に見せたい!」という部分を作りだすことが重要です。。

アカウントの特徴を作る

自社だけのアカウントの特徴を作りましょう。
特徴を作るメリットは2点あります。

  • 視聴者に覚えて貰いやすくなる
  • ブランディングにつながる

視聴者に覚えて貰いやすくなる

アカウントの特徴を作り、「この特徴=このアカウント」というイメージが付くとで視聴者に覚えられやすくなり、ファン化までの期間の短縮が見込めます。
特徴の作り方は様々あり、「あいさつ」「雰囲気」「話し方」などがあります。

特徴があるアカウント代表例

ブランディングにつながる

前述の通り特徴を作ることがユーザーのファン化につながるので、結果的にブランディングにつながります。

実際にTikTokを使った実際の採用事例

最後に実際にTikTokを使った採用事例を5つ紹介します。

ブラックな社長 西崎康平

「TOMORROWGATE株式会社」の社長の西崎康平さんのアカウント
TOMORROWGATE株式会社は大阪にある会社で企業のブランディング会社です。
最大の特徴はコーポレートカラーのブラックで、基本的に会社オフィス、YouTubeサムネイル、Twitter・TikTokのアイコンまでブラックなどコーポレートカラーを使ったブラックがメインです。

基本的にビジネスに関することがメインで、社内イベントやYouTubeの告知なども行っています。ビジネスパーソンはフォローしておくだけでかなり有益情報が入ってくるアカウントです。

下記の動画は西崎さんが投稿したTikTokで採用を募集する動画です。

@koheinishizaki いいね採用 #採用 #会社紹介 #仕事 ♬ Permission to Dance – BTS

この投稿の特徴はTikTok単体では難しい求職者の特定をTwitterを経由することで可能にしている点です。

株式会社BEEM

株式会社BEEMの公式アカウント。
株式会社BEEMは、SNSを中心とした、コンテンツマーケティング会社です。

おもしろおかしく踊ったり、歌ったり、演技をしたり、コミカルな動画を多く発信しており、アカウントのフォロワー数が400万以上のビジネスパーソン以外にも人気の高いアカウントです。

また求人の応募数が250件を超えるなど、まさにTikTokから認知を広めて採用に繋がった例だと言えます。

@beem_official ブラック企業なのに求人250件きてんけど、皆んなそんなブラックで働きたいの?🥺@wcp_official #株式会社BEEM #tiktokerがいる会社 #コンフィデンスマンjp ♬ オリジナル楽曲 – 株式会社BEEM

株式会社これから

株式会社これからの公式アカウント。
株式会社これからは自社ECサイトの売上アップに特化した、制作からコンサルティング・Webマーケティングを行う会社です。

芸人のアンゴラ村長が働いている会社で、会社のメンバーや支部の紹介、事業部などをアンゴラ社長を中心に発信しています。

TikTokでは随時新卒・中途採用の募集をしており、プロフィールやコメント欄にリンクを設置して採用につなげています。

@corekara_official 新卒&キャリア共に募集を開始いたしました!#就活 #23卒 #23卒就活 #株式会社これから #アンゴラ村長 #カメラを追う ♬ オリジナル楽曲 – 株式会社これから

大京警備保障株式会社

大京警備保障株式会社の公式アカウント。
大京警備保障株式会社は新宿を拠点とする警備会社です。

若者ウケがいい、ドッキリやRPGゲームの再現などを社長や課長などの管理職が発信しています。
TikTokで配信を始める前は慢性的な人手不足でしたが現在は、フォロワーが190万人以上を獲得しており、TikTok経由で数多くの入社希望者を集めることに成功しています。

@dkykeibi_tokyo 部長、課長と同じ部署の社員を募集します。詳細はプロフィール、またはコメントのURLをご確認ください!#大京警備保障 #求人 #エヴァンゲリオン ♬ オリジナル楽曲 – 紙の神の髪👾🏳️‍🌈🌻🍫✨ – Sasami👾🏳️‍🌈🌻🍫✨

三和交通株式会社

三和交通株式会社公式アカウント
神奈川県を中心に地域密着型のタクシー・配送業を行っている会社です。

「世界一のおじさんダンサー」のコンセプトの元主に部長と課長の2人でTikTokを運営しています。

現在フォロワーは11万人以上で、近年は新卒採用人数を増やすことに成功しています。
TikTokで有名になった影響でテレビや他メディアに紹介される機会が増え、なんと21卒は、20卒より予算をかけずに同等程度の人数を採用することに成功しています。

@sanwakotsu @katorishingo_official さんのだったらダンスを踊ってみましたが、完全に相方が1テンポズレてます 若手がいないとどっちが正しいかわからなくなりますね #香取慎吾参上 #だったらdance #三和交通 #踊るおじさん #fyp #香取慎吾 ♬ だったらDance!!(サビver) – 新しい地図 join ミュージック

まとめ

ここまでTikTokで採用活動をするべき理由と事例を紹介してきました。

TikTokはアカウントを開設した直後でもバズが狙えるので、企業やブランドの認知度を高めつつ採用活動ができるなど、費用対効果も大きくなります。

しかし、TikTokで採用を成功させるには、確かなコンセプトに沿ったビジネス戦略が求められます。スタークリエイションではショートムービー領域でインフルエンサーマーケティング、PR広告、アカウント運用代行などを中心に豊富な支援実績がございます。

貴社の親和性の高い成果が期待できるキャスティング、アカウント運用代行やPR広告の実現が可能です。

お問い合わせはこちらから:Star Creation(スタークリエイション)

記事を書いた人
今村 悠勢
大学在籍中にインターン先の企業のTikTokアカウントを運用し、
10万回以上再生された動画を多数制作しました。
現在は株式会社スターミュージック・エンタテインメントに所属し、ショートムービーラボのディレクション・記事のライティングを行っています。
自身の経験を活かしてTikTokを企業が活用する際にヒントになるような情報を発信します。
大学在籍中にインターン先の企業のTikTokアカウントを運用し、
10万回以上再生された動画を多数制作しました。
現在は株式会社スターミュージック・エンタテインメントに所属し、ショートムービーラボのディレクション・記事のライティングを行っています。
自身の経験を活かしてTikTokを企業が活用する際にヒントになるような情報を発信します。