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【現役が解説】TikTok広告アカウント設定・出稿・運用方法の全て

TikTokTikTok広告広告の出し方運用型広告

若者から圧倒的な人気を誇るショートムービープラットフォーム「TikTok」。
TikTokを活用して、若者へ自社の商品やサービスをプロモーションしたい、という方も多いのではないでしょうか。
実はTikTokにもGoogleの検索広告や、Twitter・InstagramなどのSNS広告のように自社で予算設定や配信期間を調整できるセルフサーブ型(運用型)の広告があります。

今回は予算や工数を抑えて、TikTokに広告を出したい!という方に向けて、TikTok広告の基本から出稿手順までを解説します。

TikTok広告とは?

正式名称は「TikTok For Business」。
ByteDance社が運営するショートムービープラットフォーム「TikTok」のアプリ画面内に掲載される広告のことです。
代理店等に依頼して出稿ができる【純広告】と今回説明するセルフサーブ型の【オンライン運用型広告】の2種類があります。
オンライン運用型広告はアカウント開設から広告素材の作成、広告配信までがすべてオンライン上で完結する点が特徴です。

TikTok広告の費用

TikTok広告の費用相場は選択する広告の種類によって大きく違います。クリック課金や再生課金などの運用型広告は5円〜数十円で出稿することができますが、TikTokを起動するときに全面に表示される起動画面広告は数百万円かかるといわれています。

おもな広告の種類と費用相場は次を参考にしてみてください。

  • 起動画面型広告(TikTok起動時に表示):500万円程度
  • インフィード広告(おすすめ投稿に配信):40万円〜
  • ハッシュタグチャレンジ(イベント型広告):1,000万円程度
  • 運用型広告(TikTok以外にも配信可能):5円〜(課金方式による)

TikTok社が運営する広告プラットフォームとは

TikTok広告は「ByteDance社」が運営するアプリに広告配信できるモバイル広告プラットフォーム「Pangle」にも、広告を配信できます。
「ByteDance社」はTikTokの運営会社で、男性に人気のサービス「Buzz Video」など、さまざまなアプリを提供しています。

出稿費用が安い運用型広告でも「Pangle」に出稿できるので、広告予算が少ない場合は運用型広告から運用を始めるのも一つの方法です。

TikTok広告のポイントとメリット

TikTok広告を出稿する前に、まずはポイントとメリットを確認しておきましょう。TikTok広告の現状やターゲットへの理解を深めておけば、費用対効果が高い広告を制作するためのヒントが見つかります。

TikTok社が運営する広告プラットフォームとは

TikTok広告を出稿するために覚えておきたいポイントは次のとおりです。

  • TikTokユーザーは若いと思われているが平均年齢は34歳。この数字は2019年以降、毎年上昇している。
  • コンテンツへの支出に積極的。その金額は主要プラットフォーム内でトップの約8万5862円。全体平均の約4万2538円の2倍を超える。
  • 主要プラットフォームのなかでもユーザーの平均世帯年収が646万円とFacebook(659万円)に次ぐ高さ。
  • ITリテラシーが高く、TikTok以外のプラットフォーム、決済サービスやスマートスピーカー、VRなどへの関心が高い。
  • コンテンツ提供サービスのレコメンドやおすすめ機能を信頼しており、その利用率も全体平均(26.1%)の2倍近い数値(46.5%)を示しており(レコメンドを通じて提供される)広告に対してもセレンディピティを感じた状態で受け取りやすい環境になっている。
  • AIレコメンドアルゴリズムによる高精度の広告配信

以上のポイントを踏まえたうえで重要なのが、ターゲット設定です。
TikTokユーザーの世代やニーズに合った設定をすることで、AIがより多くのユーザーに広告を表示してくれる可能性が高まるでしょう。

TikTok広告のメリット

TikTok広告のメリットは他の媒体広告と比べてエンゲージメントが高いことです。
エンゲージメントとは広告がユーザーから好感を得ているか、高いロイヤリティーを感じられているかを表す指標です。
エンゲージメントが高いということは、広告から商品やサービスの購入につながる可能性が高くなります。
ポイントで解説したとおり、TikTokは多くのユーザーがおすすめ機能やレコメンドを信頼しており、ITリテラシーが高いという特徴があります。
今後ますますユーザーのコンテンツへの支出は高まると考えられるため、TikTok広告の運用によって大きな成果を上げることも可能でしょう。

アカウントの開設

TikTok広告を出稿するまでの手順は次のとおりです。

  1. アカウントの開設
  2. アカウント設定
  3. 広告配信(キャンペーン)設定

では、詳しい流れを順を追ってみていきましょう。

それでは、早速アカウントの開設方法を説明していきます。
まずは、TikTok For Businessのトップページにアクセスしてください。

ページ内の「始める」ボタンをクリック。

「請求先の国 / 地域」と「このアカウントの目的は」を選択して、「次へ」ボタンをクリック。

必要項目を入力して「認証コードを送る」をクリック、メールもしくはSMSで認証コードが届くので、入力して「登録」ボタンをクリック。

全項目を入力して「登録」ボタンをクリックして、アカウント開設が完了です。
※アカウント名は後で変更できるので安心してください。

↑が管理画面です。

アカウント設定

続いては支払方法の設定などのアカウント周りの設定について説明します。

アカウント審査

広告の出稿にはアカウント審査を通過する必要があります。

管理画面右上のアカウントアイコンをクリックして表示されるメニューの中から「アカウント情報」をクリック

「基本情報」「ビジネス情報」「税務情報(任意)」「支払いタイプ」を入力して「確認」ボタンをクリックで自動的にアカウント審査が開始されます。
審査開始後からアカウント情報画面にアカウントステータスが表示されます。
ステータスが「審査中」→「審査完了」となっていれば広告主審査の完了です。
だいたい1〜2営業日ほど審査には時間がかかります。

支払い設定

次に支払い方法の設定手順をご説明します。

管理画面右上のアカウントアイコンをクリックして表示されるメニューの中から「支払い」をクリック

上記画面が表示されたら「クレジットカード・デビットカードを追加」書かれたエリアをクリック。

カード情報を入力してページ下部の「送信」ボタンをクリック。
これで支払い方法の登録が完了です。

ピクセルの設置

コンバージョン測定やオーディエンス設定に必要なピクセル(Google広告のグローバルサイトタグにあたるもの)を設置していきます。

管理画面上部の「アセット」より、「イベント管理」をクリック。

ウェブサイトpixelの「管理」ボタンをクリック。

「ピクセルを作成」をクリックして表示される上記画面で「ピクセル名」を入力して、実装方法を選択、「次へ」ボタンをクリックで完了。
選択した実装方法で実装すれば対応完了です。
問題なく実装できたかの確認はGoogle Chrome拡張機能「TikTok Pixel Helper」で確認ができます。

広告配信(キャンペーン)設定

いよいよ広告の配信設定です。

管理画面内の「広告を作成」ボタンをクリックします。

キャンペーン

まずはキャンペーンの目的を設定します(本記事ではウェブサイトのコンバージョンでご説明します)。
目的を選択、「キャンペーン名」を入力して右下の「続行」ボタンをクリック。

広告セット

画面内の項目を入力していき、画面右下の「次のステップ」ボタンをクリック。
以下で各項目について説明します。

プレースメントとターゲティング

プレースメント
広告の出稿場所のことです。
自動プレースメント(システムが自動的に選定)と手動プレースメント(自分で広告を出す場所を選択)から選べます。

ロケーション
広告を表示させる地域(国)を選択します。

デモグラフィック
広告を表示させるユーザーの絞り込みができます。
ユーザーの性別、年齢、言語から絞り込みます。

興味&行動ターゲティング(詳細オプション)
広告を表示させるユーザーを興味関心、行動からセグメントできます。

デバイス
広告を表示させるユーザーをデバイス単位でセグメントできます。
OS、システムバージョン、通信環境、キャリア、デバイス価格から絞り込みが可能です。

予算と入札の最適化

予算
広告にかける金額を設定します。
日ごとの予算か、キャンペーン全体の予算どちらかを選択して、金額を設定します。

スケジュール
広告を表示させる期間を設定します。

最適化の目標
広告の入札戦略のこと。

入札
希望入札単価の設定が可能です。

クリエイティブのTips

広告クリエイティブを作成する際は、ツールを活用することでスムーズに完成度の高い広告を作成できます。

  • TikTok動画エディターの使用
  • スマートビデオサウンドトラック

TikTok動画エディターを使えば、人気の音楽を動画に追加したり、編集作業がグッと楽になります。
スマートビデオサウンドトラックは、著作権保護された音楽クリップ50万曲以上を無料で利用できるため、ビジネスアカウントを運用するために欠かせないツールです。

また動画制作をする時は、次の2つのポイントに気をつけてみてください。

  • 最初の2秒に引きのある展開を
  • 親近感を持たせるクリエイティブ

TikTokでは、最初の2秒でユーザーを引き付ける展開を作れば、視聴完了率の向上に繋がるといわれています。
動画の冒頭に「気になる」というポイントやインパクトを持ってくるように、意識してみてください。

ユーザーが「自分ごと」と思えるような親近感も、反響の高い動画を作るために大切なポイントです。
作り込みすぎずに親しみのある動画、完璧すぎない動画を意識しましょう。

広告

画面内の項目を入力していき、画面右下の「次のステップ」ボタンをクリック。

広告にする動画を選択して、広告設定は完了です。
動画は以下の方法から選ぶことができます。

コンピューター本体から選択
オリジナル動画がある場合はこちらを選択して動画ファイルをアップロード。

ライブラリから選択
すでにTikTokにアップロードしてある動画を広告に利用する場合はこちらを選択。

動画を作成
管理画面上で新たに動画のクリエイティブ作成をする場合はこちらを選択。

TikTok広告を運用する上でのポイント

TikTok広告を運用する上でのポイントは次の2つです。

  • ユーザーにアクションを促す
  • テストして改善を繰り返す

TikTok広告はユーザーの目に触れるだけでは意味がありません。
「詳しくチェック」「アンケートに答えてお得に始める」など、広告を目にしたユーザーがどのようなアクションをすべきなのか、明確にしておきましょう。

また、広告を複数作成し、反響率のテストをするのもおすすめです。
データを活用して費用対効果をチェックし、広告の改善を行っていきましょう。

TikTok広告のクリエイティブ作成方法

TikTok広告のクリエイティブを作成するには、インハウスで作成する方法や代理店に依頼して作成する方法があります。それぞれの方法の特徴は次を参考にしてください。

インハウス:自社のイメージどおりの広告を低予算で作成できる。ただし動画作成やマーケティングの知識が必要。
広告代理店:予算はかかるが、効率的に広告作成・運用ができる。自社のリソースを確保できる。

具体的な作成方法については、こちらの記事でチェックしてみてください。
https://shortmovie.jp/how-to/tiktok-buzz-creative/

TikTok広告代理店3選

TikTok広告をインハウスで作成するのが難しい場合、代理店に依頼して広告作成・運用するのがおすすめです。
今回は代理店などを3つ紹介するので、自社のリソースや予算に合わせて依頼を検討してみてください。

Star Creation

Star Creation(スタークリエーション)は、日本でTikTokサービスが開始された直後からByteDance社と提携し、多数の企業プロモーションに携わっているTikTokに特化したプロダクションです。
CMのクリエイティブを手掛けるプロフェッショナルが数多く在籍しており、広告の作成から運用まで依頼できます。

所属・提携クリエイターの合計フォロワー数は2億人を超えるなど、影響力の高いクリエイターが多いのも大きな魅力。
「アカウントの運用方法がわからない」「なかなか広告の成果が出ない」とお悩みなら、ぜひスタークリエーションへの依頼を検討してみてください。

合同会社ビーエイチ


引用元:合同会社ビーエイチ

合同会社ビーエイチは、2017年に設立されたインターネット広告専門の代理店です。
TikTok広告はもちろん、リスティング広告や記事広告など、インターネットに特化した広告を取り扱っています。

蓄積したデータや経験を活かした戦略を提案してくれるので、「マーケティングが弱い」「運用データをしっかり分析したい」という方におすすめです。

株式会社ベクトル


引用元:株式会社ベクトル

株式会社ベクトルは業界で10年以上売上高がトップという実績を持つ、日本を代表するPR会社の一つです。
TikTokをはじめ、幅広い広告を取り扱っているのが特徴。

長年培った知識と経験をもとに、質の高いサービスを提供してくれます。

TikTok広告の成功事例

TikTok広告の成功事例を3つ紹介します。戦略次第で大きな成果を上げることも可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

若年層へのアプローチにより「潜在層」の認知を獲得-株式会社BAKE

工房一体型でお客様に美味しいお菓子を提供するサービスを行っている「株式会社BAKE」は、瀬戸内産レモンを使用した「潮風レモンチーズタルト」のTikTok広告を配信し、潜在層の認知を獲得しました。

冒頭3秒の訴求にこだわり、ブランドロゴを表示させたり、瀬戸内を舞台にしたストーリー仕立ての動画に仕上げたりすることで、ユーザーの興味を惹きつけることに成功。
KPIはリーチ数40万で設定していたものの、結果的にリーチ数70万とKPIを大きく上回ることができました。

クリック数は他のSNS広告の約10倍!潜在意識に残る動画広告が書店にまで波及-株式会社きずな出版

株式会社きずな出版は、著者が講演会やセミナーを行うなど、著者と読者の距離が近いのが魅力。
『20代にとって大切な17のこと』という商材を、ターゲットである10代後半〜20代にアプローチするため、TikTok広告を配信しました。

TikTok広告配信開始後、Amazonにおける商材の総合順位が上がっていき、10,000位〜15,000位だったものが一週間ほどで4,000位を推移するように。
結果的に、ほかのSNS広告に比べてクリック数は約10倍に、クリック率も約5倍と、動画広告の強みを認識したそうです。

最適化ポイントを変更後、課金率が約3倍に!TikTok広告の出稿で売上アップ-株式会社アルファポリス

ネット小説と漫画の投稿、閲覧ができるプラットフォーム「アルファポリス」は、費用対効果のある広告を意識し、TikTok広告への配信を決意しました。
冒頭に目を引く展開を持ってくることを意識し、最適化ポイントを「インストール」に設定したところ、他の媒体に比べてかなり費用を抑えることに成功。

しかし、その反面、課金率が低くなってしまったそうです。そこで最適化ポイントを「会員登録」に変更したところ、課金率が変更前の3倍に。
当初の目標を達成することができました。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
本記事ではTikTok広告の基礎から、オンライン運用型広告の出稿方法までをご紹介しました。
Star Creationでは、今回ご説明したオンライン運用型広告の出稿サポートや、ハッシュタグチャレンジやブランドエフェクトといった、より強力なプロモーションが可能なTikTok For Businessの純広告への出稿サポートなどを承っております。
TikTokのビジネス活用についてお困りでしたら、Star Creationまでご相談ください。

記事を書いた人
今村 悠勢
大学在籍中にインターン先の企業のTikTokアカウントを運用し、
10万回以上再生された動画を多数制作しました。
現在は株式会社スターミュージック・エンタテインメントに所属し、ショートムービーラボのディレクション・記事のライティングを行っています。
自身の経験を活かしてTikTokを企業が活用する際にヒントになるような情報を発信します。
大学在籍中にインターン先の企業のTikTokアカウントを運用し、
10万回以上再生された動画を多数制作しました。
現在は株式会社スターミュージック・エンタテインメントに所属し、ショートムービーラボのディレクション・記事のライティングを行っています。
自身の経験を活かしてTikTokを企業が活用する際にヒントになるような情報を発信します。