インタビューTikTok

音楽クリエイターうじたまい TikTokユーザーから共感を呼ぶ音楽観を紐解く

クリエイターうじたまい音楽

「September 調子はどうだい」や「#しまうまになりたいな」等の作品でTikTokユーザーから人気を集めているTikTokクリエイター「うじたまい」さん。

SNSでの総再生回数が1億回を超えるだけでなく、2021年にはHey! Say! JUMPの楽曲『ネガティブファイター』の作詞作曲も手がけるなど、活躍の幅を広げています。

今回はそんな「うじたまい」さんに、TikTokについてや今後の展望についてインタビューしてみました。

TikTokをはじめるまで

ーそもそもTikTokをはじめたきっかけってなんでしょうか?

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うじたまい:きっかけでいうと、「歌いたい」「声優・アーティストになりたい」というところですね。
TikTokは2019年に始めたんですけど、その頃はまだあまり流行っていなくて、まだ「TikTok=踊るもの」だった時期だったんですよね。
なので最初は踊ったりもしていたんですけど、声出しをしている人が全然いなかったので、声出しをしてやってみようかなと思って。
最初はiphoneの「アニ文字機能」を使ったりしていましたね。

ーTikTok以外のSNSは利用していますか?

うじたまい:Twitter・Instagram・Youtubeを利用しています。
この3つの中だとInstagramがメインですね。

TikTokの運用方法について

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ーTikTokへの投稿で気をつけてることはありますか?

うじたまい:普段は曲を作ってあげたりしているんですけど、TikTokは短尺動画なので「最初の3秒で興味を持ってもらえるか」っていうところを特に意識しています。冒頭でとっかかりになる単語やフレーズなどを入れたりですね。
「September調子はどうだい」っていう曲をアップした時にも、誰がいつみてもいいように「おはようこんにちわおやすみ」から歌詞が始まってます。

ー普段意識している数字やデータはありますか?

うじたまい:おすすめに乗ったかどうかチェックするために、最初の1時間のインプレッション数を見ることが多いです。
やっぱりおすすめに乗る乗らないとでは伸びが全然違いますね。
あと、それでいうと最初の1時間は特に意識的にコメントを返すようにしてます。
おすすめに乗るためには「コメント数の伸び」も大切なので。

ー「おすすめ」に乗るのがとても重要なんですね。

ーTikTokとそれ以外のSNSの違いはなんだとおもいますか?

うじたまい:1番の違いは(TikTokは)拡散力があるところかなと。
短尺動画で回転率も高いので、おすすめに乗って回れば色々な人の目に触れやすいのが利点かなと思いますね。
自分がやっていることが動画ありきのことが多いので、媒体として自分に合っていたのもあるかなって。
あとは「動画でコメントの返信を送れる」ていう機能がTikTokにはあるんですけど、それは今のところTikTokにしかない機能なので、よりユーザーと親身になってキャッチボールができるなって思います。

ーTikTokはユーザーとの距離が近いということですね。

うじたまいさんの活動について

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ー声真似の投稿などを始めたきっかけはどのようなものでしたか?

うじたまい:声真似って元々抵抗あったんです(笑)
元々アニメはすごく好きだし、自分も声優学校出身なんですけど、声を真似ても演技は真似できないなって思ってて。
でも「コジコジが言っていそうなことを言ってみる」っていう動画をあげてみたら思いの外反響があったので、やってみようかなと思いました。
あとは、最近アニメキャラ等になりきる「なりきりシリーズ」の動画をあげていて。
これはキャラのファッションを主に見せたいんですけど、やっぱり声も使って総合的に(なりきりを)見せたいんですよね。
でも著作権の関係で本人の声を使うのは難しいので、「じゃあ自分の声でやろう」って思って(笑)
なので「声真似がしたい」ってよりかは、声とファッションをトータルで見せたいからっていうのでやってます。

ーオリジナルソングを作る上で大切にしていることなどありますか?

うじたまい:ユーザーに共感してもらえる曲を作れるようにしています。
やっぱり(TikTokだと)若い子たちがターゲットなので、若い人たちはどういうことを感じて生きているのか〜っていうのを言葉にして・・・みたいな。例えばインスタのストーリーとかを見たりして。
インスタのストーリーだと、若い人が何気なく感じたこととか日頃の鬱憤みたいなのがリアルに感じられるので、「ああこの人はこういうことを感じるんだ〜」って人に興味を持つようにしてます。

⁣ーTikTokをきっかけに広まった音楽活動で今後どのようなことに挑戦してみたいですか?

うじたまい:音楽を志した頃からアニメが好きで、元々はアニソンアーティストになりたいという夢があったので、自分らしい音楽観をもっと自分自身で極めながら、その夢も叶えていきたいです。

今後の活動や展望について

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ーうじたさんにとってTikTokとはなんでしょうか?

うじたまい:可能性の場所。誰が始めても見てもらえる媒体だと思います。
インスタやTwitterもそうなんですけど、一般人と芸能人の違いを一番フラットにしてくれるのはTikTokだな〜と。すごくありがたいです。
面白いものは面白いっていう世界だし、短尺だからこそ色々な作品を見てもらえるんですよね。

ー今後TikTokやその枠を超えてどのような活動をしていきたい?

うじたまい:TikTok内を超えてもっと広い世界でうじたまいという名前を通し、自分の歌を聴いてもらいたいです。
その過程で、大好きなアニメタイアップや色んな挑戦ができたらいいなと思っています。

【最後に】TikTokユーザーへ向けたメッセージ

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うじたまい:クリエイターは誰でもなれるものだと思います。
なので「私にはなれない」とか「どうせ」とかは思わず、とりあえずやってみるのが大事です。
それこそ「こんなん誰も見ないから」みたいな気分で(笑) 
もしそれでも見てくれる人がいるならそれは仲間だし、そんな感性が似ている人に出会えるのはラッキーだな〜みたいな。
世界の広げ方は人それぞれですし。
後はSNSを楽しんでやっていただければいいかなって。
色々問題とか心配事もあるとは思うんですけど、楽しむことが一番大事だなって思います。

東京生まれ東京育ちのマルチクリエイター。中学生からベースボーカルとしてバンド活動をはじめ、音楽に没頭する。
その後は声優アーティストを目指し専門学校へ入学、そこで自分の表現したいものを型に捉われず自由に表現したいと強く思うようになり、フリーで活動を始める。
現在はスターミュージック・エンタテインメントでTikTokを軸に”身近に寄り添ううた”をコンセプトとして様々なオリジナル楽曲 をリリースしている。
代表作「#しまうまになりたいな」は#チャレンジとなり、9,300万再生を超えTikTokのトレンドとして大流行。
さらにTikTokへ投稿した自分自身に歌った「September 調子はどうだい」も、多くのユーザーに拡散され瞬く間にSNSで大流行した。
うじたまいのクリエイターページはこちら

Star Creation(スタークリエイション)にはうじたまいさんを始め、TikTokを中心に活躍する様々なジャンルのクリエイターが多数所属しています。
TikTokクリエイターを活用したプロモーションや広告施策のプランニングなど、TikTokに関わるご相談はお気軽にStar Creationまでお問い合わせください。

記事を書いた人
ショートムービーラボ編集部
ショートムービーラボを通してTikTokやYouTubeショートなどのビジネス活用方法をみなさんにお届けするべく、日々情報収集をしています!
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